今回は、令和2年7月5日(日)に開催されました、
よさみ鉄道倶楽部の定例運転会において行った、
ボイラー水圧試験時に見つかった、
OS製コッペルのシリンダードレンコックの修理模様をレポートします。
所属する倶楽部のメンバーで、OS製Super−6を持っていらっしゃる方は、
シリンダードレンコックを折損したことがあるそうです。が、
私はOS製コッペルもクラウスも、シリンダードレンコックを折損したことはなく、
よって、はじめての修理となります。 ボイラー水圧試験時に撮影した写真です。
非公式側のシリンダードレンコックの後ろ側が折れています(↑)。
本来は、ここに(↑)、付いています。 定例運転会から数日後、OSさまに、シリンダードレンコックを予備を含め、2個注文しました。
後払いで、すぐに発送していただけるので、いつも助かっています。
写真は、交換部品到着後、交換しようとしているところです。
なお、私のコッペルの保管場所兼修理場所は、マイカー内です。 よく見ると、凝結水を排水する銅パイプ(↓)が上に曲がっています。 また、シリンダー前後にあるドレンコックを繋ぐコネクティングプレートAも、 ドレンコック折損側が、外側に曲がっています(↑)。 これらも、シリンダードレンコック折損時の衝撃で、曲がったのかもしれません。 △内が、
OSさまから購入した、シリンダードレンコックの全部品です。
ここ(←)を、シリンダーボディにねじ込みます。
この上に写っている、銅パッキンを挟んで、ナットで固定します。
写真右側が、取り外した、シリンダードレンコックで、
シリンダー前後にあるドレンコックを繋ぐコネクティングプレートAに繋がったままです。
このコネクティングプレートAが、外側に曲がっていることを前述しましたが、
このあたり(→)が、外側(写真左方向)に曲がっていました。
写真は、まっすぐに修正した後です。 写真右側がドレンコックレバーピンで、
ここ(→)を、
写真左側のドレンコックレバーの、
この穴(→)に挿し入れて、
上からハンマーで叩いて固定するのです。が、
重要なのは、ドレンコックレバーのどちらの面を挿し入れるか、です。 実は、公式側(運転操作している状態から見て、左側)と、 非公式側(運転操作している状態から見て、右側)では、部品が異なると思っていましたので、 OSさまに注文するとき「右側のシリンダーの後ろ側のドレンコックが折れた」旨を明記したのです。 が、公式側も非公式側も部品は同じで(つまり、注文時、 シリンダーの右側か左側かを指定する必要はなかったのです)、 写真のドレンコックレバーのドレンコックレバーピンへの取り付け方によることをはじめて知りました。 もう一つの穴は”〇”ではなく、一部が欠けています(←)。 写真では左上が欠けていますが、裏返しにすれば、右上が欠けることになります。 こうして、公式側用にも、非公式側用にもなるのです。 自宅に工房/工作室は、ありません。ベランダに椅子を持ち出し、
横倒しにして、足に万力を取り付けました。
万力の真ん中あたりにドレンコックレバーピンを挟み、上からドレンコックレバーを挿し入れました。 アップして見てみます。コッペルの組立説明書の図を何度も見て、面を間違えないよう、
ドレンコックレバーを挿し入れました。
写真の状態(→)が、非公式側の場合です。
ドレンコックレバーピンの頭(←)が、
ドレンコックレバーより上に突き出ていますので、
そこ(←)をハンマーで叩いて、固定します。 ハンマーで叩いて、
ドレンコックレバーをドレンコックレバーピンに取り付けました(→)。 (その2に続きます) |