(その3の続きです) 修 正 後 修 正 前
ドレンコックレバーピンとコネクティングプレートBが干渉することから、
取り付けた、シリンダードレンコックを取り外しました。
そして、ドレンコックレバー(→)をシリンダードレンコックと平行になるよう、
修正しました。右側の写真では少し開いていますが(→)、
修正後の左側の写真では、ほぼ平行になっています。 更に、
シリンダードレンシャフトアームA(↓)の下部(機関車を立てていますので、
写真の右側が機関車の下側です)が、外側(写真の手前方向)に曲がっていることが、
ドレンコックレバーピンとコネクティングプレートBとの干渉の要因となっています。 そのため、シリンダードレンシャフトアームAを取り外しました。
機関車にシリンダードレンシャフトアームAを取り付けたままで曲げるのは、好ましくないと思い、取り外しました。
そして、内側に曲げました。写真は曲げた後です(→)。 そして、シリンダードレンシャフトアームAを取り付けます。
上側をドレンコックシャフトに連結し、
下側をコネクティングプレートB(←)に連結します。
写真は、
下側をコネクティングプレートB(←)に連結しているところです。 コネクティングプレートA(→)を、
ドレンコックレバーピンに挿し込み、M2ナットを締めています。 次に、コネクティングプレートAとコネクティングプレートBを連結します(□内)。 アップして見てみます。H−M2.6×7S4(→)を、
コネクティングプレートA(→)の穴に差し込み、
コネクティングプレートB(←)に切ってある雌ネジにねじ込みます。
ここまでで、全ての部品を取り付けました。 まだ、修理は完了していません。運転室内にある、ドレンコックレバーを上下に動かしたとき、
公式側と非公式側のシリンダードレンコックの開閉具合いが同じになるよう、
調整を要します。機関車を立てていますので、
公式側と非公式側のシリンダードレンコックの開閉具合いを見比べながら調整することが、できます。 調整は、
シリンダードレンシャフトアームA(↑)とドレンコックシャフト(↓)との取り付け角度(〇内)により、
行います。
シリンダードレンシャフトアームA(↑)をドレンコックシャフト(↓)に留めている、
C−M3×6(←)を六角レンチ(→)で緩めます。
そして、公式側と非公式側のシリンダードレンコックの開閉具合いを同じにして、
C−M3×6(←)を六角レンチ(→)で締めます。
なお、公式側のC−M3×6(↓)は、
触らず、そのままとし、
非公式側のC−M3×6(←)だけで調整しました。 公式側と非公式側の開閉具合いは、微妙にズレがあり、
最良と思われるところで、調整しました。 機関車を線路上に戻した後の写真ですが、戻す前に、
コネクティングプレートAとBに干渉していた、油水の排出用の銅パイプを曲げて調整しました。
シリンダードレンコックの開閉時に左右だけではなく、上下にも動く、
コネクティングプレートAに干渉せず(↑)、
かつ、線路からも、できるだけ離すよう(↓)、調整しました。
なお、写真の左側のシリンダードレンコックが、今回、交換したシリンダードレンコックです。 修理完了後の写真です(チャンと修理できたかは、火を入れて走行して、確かめないといけませんが)。 シリンダードレンコックを折損したのは、今回がはじめてで、折損が見つかったときは、 自分で修理ができるのか、不安感に包まれました。 修理にあたっては、所属する倶楽部のメンバーの3名の方に、アドバイスをしていただきました。 OS製品に詳しい方、OS製コッペルを保有しておられる方、OS製や動輪舎製のライブスチームを何台も製作された方です。 ありがとうございました。 困ったときに相談できる方がいらっしゃるのは、倶楽部に入っている強みであり、大変ありがたいことです。 ライブスチームにおいては、分かってしまえば何でもない、ちょっとしたことでも、 自分一人の力では時間ばかりが過ぎ、そこで立ち往生してしまうことが多々ありますので。 (その3へ戻ります) |