(その3の続き) ボイラーに給水中!!!
水面計を見ると水が見えます。 水面計をアップしてみます。
水面計の上の方まで水位(←)が上がってきました。
通常ならここまで入れたら給水をやめるのですが、今回は約1年ぶりに火を入れますので、安全弁が正常に動作するかを確かめることとします。
それゆえ、満水まで入れて給水口のプラグを締めた後、更にハンドポンプで給水し圧力をかけます。
今はこのC57は約6Kg/cm2で噴出しますが、
オーナーさまが入手された時点では8〜9Kg/cm2でした。そのときにも運転のお手伝いをさせていただいたのですが、
8〜9Kg/cm2では動輪が空転しやすく、運転しづらかったです。使用圧力は高ければ高い方が良いというわけではなく、
適度な圧力が良いようです。 ボイラーより排水中
満水の状態からハンドポンプで給水すると圧力が上がっていきます。
そして、約6Kg/cm2で安全弁から水が噴出しました。これで、安全弁の動作が確認できましたので、満水のボイラーから排水します。
この後、火を入れて走行しますので、全部排水するわけではありません。水面計を注視しながら排水します。 排水完了
水面計を注視しながら排水していたのですが、排水しすぎてしまいました。
なかなか水面計の水位が下がってこなかったので、手でC57を前後動してみたら、水位が水面計の下の方まで下がりまして。
もっと前に前後動すればよかったです。それで、給水口のプラグを締めた後、ハンドポンプで給水することにしました。
それはハンドポンプの正常性の確認を兼ねることになったのですが。もし、ハンドポンプが故障していたら火を入れられませんので。
写真は給水口のプラグを締めたところです。ちなみにこのプラグは15ミリのメガネレンチで締めました。 火格子 (縦)
火格子は3個で、長さ(縦)は 約23cm です。 火格子 (横)
幅(横)は 約13cm です。
”23cm×13cmの広い火室を、いかにして石炭を全面にわたって活発に燃焼させるか?
更に、その状態を長く続けられるか?” が、このC57をうまく運転するポイントの一つです。 着火
火格子2個を左右に入れて、3個目を真ん中に入れました。
加減弁ハンドル、通風弁、フィードバックバルブが閉まっていることを確認します。ネジ式逆転機はミッドギアにしておきます。
水面計を見て、水位をもう一度確認します。次に、煙突に電動ブロアーをセットし、スイッチを入れて回ることと、
回る方向を確認しておきます。+と−が反対でしたら逆回転してしまいますので。そして、灯油浸けしてあった木片を火室内に何個か入れて、
先の長いライターで着火し、すぐに電動ブロアーのスイッチを入れます。火室面積が広いですので、たくさんの木片が必要です。 木片 燃焼中!
アップして見てみます。 太平洋炭
木片の上に、この太平洋炭を投炭します。 太平洋炭 燃焼中!
太平洋炭を投炭しました。 アップして見てみます。 (その5に続きます) |