所属する倶楽部のメンバーの方が長年にわたって製作されてきました、
セントラル鉄道製 5インチゲージ 68621(8620形)が遂に完成しました。
今回は、その第1回の試運転模様をレポートします。 5インチゲージの8620形のメーカーは、セントラル鉄道さまのみかと思います。 8620形は大正時代に製作された、旅客用蒸気機関車で、 フロントデッキ、蒸気室と煙室との間、運転室の下部、煙突、蒸気ドーム、砂箱などの曲線が美しく、 英国の蒸気機関車に似ていると思います。 ”ハチロク”と愛称され、人気のある機関車です。 もしかしたら、そういったことから、セントラル鉄道さまは、8620形を選定・製作されたのかもしれません。 また、私が好きなねじ式連結器(スクリューカプラー)にしても、 とても似合う機関車だと思います。 試運転を行う場所は、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会が開催される、 フローラルガーデンよさみ(愛知県刈谷市)です。 オーナーさまとの待ち合わせ時刻より前に現地に到着し、機関庫?を開錠し、車止めを開放して、 オーナーさまが到着されるのを待ちます。天気は快晴で、 1週間前に訪問した白馬ミニトレインパークと同様、天候に恵まれました。 ありがたいことです。 オーナーさまが到着されました。5インチゲージの国鉄のテンダー機関車ですので、
もしかしたら、軽トラックで来られるかもしれないと思っていました。が、ご覧の通り、違いました。
ハッチバック車の後部座席を倒せば、積載できるのですね。 向かって、左側にエンジン部が、右側にテンダーが積載されています。 エンジン部もテンダーも、このレイアウトの走行方向に合わせて、
手前を向いています。オーナーさまは、チャンと向きを合わせて、積載されたものと思われます。
容易に向きを変えられる運転会場であれば、向きを意識しなくても構いませんが、
そうでない場合は、チャンと意識して積載した方がいいと思います。 機関庫の高架線路とハッチバック車とを、渡りの線路で繋いで、
機関車を運び入れています。以前発行の鉄道模型誌に掲載のセントラル鉄道さまの広告によると、
重量は約80kgあるようです。慎重に移動します。落下させたら大変ですので。 無事に機関庫の高架線路に移動しました。 次にテンダーを機関庫の高架線路に移動しています。 運び入れが完了しました。 重量のある機関車は、車への積載から運転会場での運び入れまでが容易ではありません。
皆さま、様々な工夫をしておられます。今回の場合、
車内に大きな木板が敷いてあり(↑)、
その上に鉄枠に入った機関車が乗っています。
木板の上を滑らせて、前後左右に鉄枠ごと移動できます。 もう一つの工夫が、高架線路と車とを繋ぐ、
渡りの線路です(↑)。
厚い金属板で作られていて、
重量のある機関車が乗っても大丈夫です。 (その2に続きます) |