ライブスチームの運転


664. ”三重 亀山 線路園”さまにお邪魔してきました (その6)  (R4.9.10掲載)

 (その5の続きです)

OS製コッペルのスチームアップを行っています。 後方はトラバーサーです。


 スチームアップ中は、適宜投炭します。 後方は本線走行中のWADA WORKS製コッペルです。 その後方の黒い袋が複数置いてあるところが、外側の本線から内側の峠?に向かう、将来線路が敷設される上り坂で、 画像の左から右方向に反時計回りに上っていきます。 蒸気機関車にとっては難所となることでしょう。


 非公式側の後方です。これ()は汽笛です。 これ()は置換式(ロスコー式)給油器で、 ここで蒸気がスチームオイルと混ざってから、 ドンキーポンプ)に向かいます。 そして、水ピストンを上下動させて、ボイラーに給水されます。 走行中は軸動ポンプで給水しますので、ドンキーポンプは必須ではありませんが、あれば便利です。


運転室のすぐ前のボイラー上に、ターボジェネレータ)があります。 私のコッペルに付いているのはダミーですが、こちらは実動します。


 
 ボイラー蒸気圧が上がったようで、出発しました。 トラバーサーの前の高架から地面まで下り、左の画像の前方のポイントで本線に合流します。 左の画像の上方にトンネルが見えます。 右の画像はトンネル付近をアップで見たもので、高低差はこれだけ(↑↓)あります。 将来、トンネル内やトンネルの上を含めた内側(峠?側)にも線路を敷設し、外側の線路と接続する予定だそうです。


さて、画像の中央の線路はレイアウトの端にあるのですが、何かお気づきでしょうか?。


 前の画像の前方の線路です。画像の上方から下方に向かって、上り勾配になっています。 この線路を使って、貨車や客車を何輌も連結した状態て搬入する場合、前の画像の通り、行き止まりとなっていますので気になります。


 
 線路の横に数字が書いてあります。行き止まりまでの距離(メートル)を表示してあるのです。 左の画像の下方が行き止まり方向ですので、 下方に向かって数字が小さくなっていきます( →  →  → ・・・ )。 は、その地点から行き止まり(右の画像参照)まで、2メートルであることを表しています。 この距離表示を見て、貨車や客車の列車編成を安全に搬入します。 なお、よく見ると、3.5インチゲージと5インチゲージの3線式になっていますので、 将来、3.5インチゲージの本線線路も完成したあかつきには、この線路を使って、3.5インチゲージの車輛の搬入も行われることでしょう。


 
 WADA WORKS製コッペルです。 快調な走りが続いています。機関士兼機関助士が乗用している、次位の台車にタップリと水を積載していますので、長時間の連続運転が可能なのです。 実機と同様に、燃料より水の方がたくさん必要ですので、水の積載量で連続走行可能距離が決まります。


 
 ところで、WADA WORKS製コッペルが牽引する乗用台車には、手すりが有ります。 乗られた方がこの手すりにつかまっていると体が安定しますので、手すりが有った方が、安全性が良くなると思います。


WADA WORKS製コッペルの後ろをヨ8926が続いています。 でも、よく見ると運転操作しているのは、日本通運DLのオーナーさまです。


 続いてやってきたのは、日本通運DLです。 が、運転操作しているのは、ヨ8926のオーナーさまです。 どうやら運転する車輛を日本通運DLのオーナーさまと、交換されたようです。同じ電動車輛であっても、蒸気機関車と同様、1輌1輌どこか違いがありますので、面白い/楽しいと思います。

(その5へ戻ります)   (その7に続きます)  


トップページへ戻る