(その6の続きです) 本線の最高地点付近でカメラを構えていたら、OS製コッペルがやってきました。 続いてやってきたのは、WADA WORKS製コッペルです。 さらに続いてやってきたのも、WADA WORKS製コッペルです。 WADA WORKS製コッペル と WADA WORKS製コッペル
WADA WORKS製コッペル と OS製コッペル
WADA WORKS製コッペルとOS製コッペルとの、記念撮影です。
「WADA WORKS製とOS製のコッペルを比べてみると、どうですか?。何か違いはありますか?。」と、尋ねられたことがあります。
甲乙つけがたく、どちらの機関車もよく走りますし、どちらも扱いやすいです。
しいていうとするなら、もし燃料として、石炭ではなくオガ炭を焚くのであれば、
焚口の大きいWADA WORKS製コッペルの方が、焚き易いかもしれません。
その程度の違いであり、どちらもいい機関車だと思います。WADA WORKS製コッペルが、側線で点検・整備中のようです。 側線の線路は錆びています。鉄製だそうで、実物と同様で実感的です。 そして、枕木には木材が使われています。ウッドデッキに使われる、ウリンだそうで、走行音が良いそうです。 ウリンはとても固い木だそうで、
線路を留めるための下穴(→ →)は、金属用のドリルで開けられたそうです。 WADA WORKS製コッペルのオーナーさまご夫妻のご厚意で、運転させていただきました。 つくで高原模型鉄道倶楽部の定例運転会が開催される、 ”道の駅 つくで手作り村”のレイアウトでは、何度も運転させていただいていますが、 このレイアウトで運転するのは、もちろんはじめてです。 ボイラーの圧力計の針は、0.4MPaぐらいを指していたのですが、加減弁ハンドルを左に回して走りはじめると、 少しずつ下がっていきました。そして、0.2MPa近くまで下がったところで、ブロアバルブを少し開いて、加減弁を全閉して停車しました。 重症化させると、回復に時間を要しますので、早めに対処するためです。 オガ炭を数個焚いて再出発したところ、蒸気圧は上昇しはじめました。 停車することより、蒸気の使用量を減らし、かつ、ブロアバルブを開くことにより、オガ炭を活発に燃焼させた効果かと思います。 オーナーさまによると、0.1MPaまで下がっても回復してくるとのことで、もしかしたら、停車せず、そのまま走行しても大丈夫だったかもしれません。 但し、色々な石炭があるように、オガ炭にも色々ありますし、また、焚き方や、ボイラーや火室の作りなども影響するかと思いますので、 常にこのように回復するとは限りませんので。 その後は特に問題なく、快調な走りでした。 なお、本線の最高地点について、これまで述べてきましたが、このコッペルを運転してみて、はじめて分かったのです。 勾配は見た目では分かりにくく、蒸気機関車を運転してみて、はじめて分かることです。 実機と同様に、上りは力強く/逞しく/一生懸命に/苦しそうに、下りは鼻歌まじりで/楽に/一息つくように走りますので。 本日の走行を終えて、戻ってきました。 はじめに行うことは、火を落とすことです。 画像では火室から燃焼中のオガ炭をピンセットで取り出し、水の中に入れ、消しています。 このオガ炭をよく乾かした後、灯油浸けにして、再利用します。 火を完全に落としたら、ボイラーの水を抜きます。 今回、はじめて、”三重 亀山 線路園”さまをお邪魔させていただきました。 オーナーさまはレイアウトの設計から線路の敷設などの建設を行うこと、それ自体を楽しまれているようです。 ”どうしたら、ライブスチームを上手に運転することができるのか?”に取り組んでいる私とはテーマは異なりますが、 テーマを設定し、深堀・探求していく点は同じであり、共感しました。 自宅からさほど時間がかからないところで、しかも、将来、内側(峠?)や3.5インチゲージの線路を敷かれるとのことで、とても楽しみです。 オーナーさま、参加された皆さま、お世話になりました。ありがとうございました。 (その6へ戻ります) |