ライブスチームの運転


68. 鉄道模型展/1番ゲージ  (その1)  (H28.5.15掲載)

 地元、名古屋の丸榮百貨店で毎年ゴールデンウィークに ”鉄道模型展” が開催されています。 ここ数年、ご無沙汰していたのですが、テーマ38から46で紹介しました、 横浜ライブスチームクラブさまの運転会&アスターホビー社さまを訪問させていただいた時、 アスターホビー社さまから 「今年も出展するので、是非どうぞ!」 とのお誘いをいただきまして、 久しぶりに鉄道模型展に行ってきました。

”鉄道模型展の入場券”
”鉄道模型展の入場券”
開催期間は、平成28年4月28日(木)〜5月5日(木)までで、地元の大学の鉄道研究会が協力しているようです。 入場券(大人300円)を購入して中に入ってみました。入場券をよく見ると、第13回と書かれていますので、 もしかして13年続いているのかもしれません。これまで入場券を購入して中に入った記憶がなく、 外で販売している鉄道模型や鉄道グッズなどを見ていましたが、今回は中に入ってみました。すると大きなレイアウトが複数あり、 NゲージやHOゲージの列車が走行していました。子供さんとお母さんの姿を多く見かけました。 そして、一画にアスターホビー社さまのブースがありました。


D51の逆転機
D51の逆転機
アスターホビー社さまのブースには何台かのライブスチームがひな壇上に展示されていました。 その中で、D51標準型とD51一次型(半流)をよく見ると、 なんと逆転機がネジ式です。実機の逆転機はネジ式かテコ式かあるいは動力逆転機か、いずれかですが、 おそらく実際に走行させる上の実用性向上のためネジ式にしたのではなく、 展示しておく上の見応えを考慮してプロトタイプに忠実にするため実機同様とされたのではないかと思われます。

ネジ式の逆転機
ネジ式の逆転機


D51のドレンコック(シリンダー排水弁)
D51のドレンコック(シリンダー排水弁)
更にドレンコックを装備していて、びっくりです。昭和52年に発売されたC12形、 昭和53年に発売されたC62形、昭和54年に発売されたC57形には装備されていないようです。 このD51形から装備されたのでしょうか?


 帰宅後、アスターホビー社さまのホームページでD51の仕様を見てみると、ボイラー型式は Type C と書いてあります。 これは煙管式?、それとも水管式?、なのでしょうか?  渡辺さまが以前(と、いっても40年以上前ですが)設計・製作されました、8620形蒸気機関車では火室から煙室まで煙管がとおり、 内火室には水管がある、煙管・水管の併用式ですが、そのタイプなのでしょうか?

 弁装置は実機同様の ワルシャート式、 アスターホビー社さまがはじめに製作された国鉄のC12形はスリップ・リターン・クランク式(Slip Return Crank)でしたので、 進歩しています。

 ボイラーには スーパーヒーターを装備 しているようです。 5インチゲージのOS製コッペルにはスーパーヒーターを装備していませんが、特段の不都合を感じていません。 1番ゲージでスーパーヒーターを装備して、飽和式と比べてどれだけ違うのでしょうか? 以前(と、いっても昭和46年)末近さまの1番ゲージのC62形、D52形、C59形、D51形の4形式での走行結果においては、 ”過熱式はスタート時のドレンが少ないこと、 低速運転を続けた場合の煙突から排出されるドレンの飛沫が少ない程度で、 特に目立った経済性は認められない”ようですが。あくまで1番ゲージの場合ですので。

 また、燃料はメタノール純度99%以上である事を推奨 されています。 メタノール99%とは常盤線特急「ゆうずる」牽引機C62に支給された8000kcalの特級豆炭に相当するほどの高カロリーを意味するようです。 私がOS製コッペルで焚いているウェールズ炭は7700kcalですので、それ以上の熱量が推奨されていることになります。 なぜ、これほどの高熱量の燃料を推奨されているのでしょうか? メタノールの割合が80〜85%ですと、どうなるのでしょうか?  今度、アスターホビー社さまにお伺いしたいと思います。


 D51の他に、新製品のタイガー(SBB E3/3 Tiger) が展示されていました。 欧州のC形タンク機関車で、5種類のカラーバリエーションがあるようです。入門者でも上級者でも楽しめるよう、 設計がなされているようです。ボイラータイプはD51同様の C type のようです。 屋上の運転会場でデモ走行があったようですが、残念ながら見られませんでした。 動輪直径32.5mmで、あまり大きくありませんので、暴走しにくく快適に走行するように思われます。

新製品のタイガー
新製品のタイガー


真鍮六角2ミリネジ
真鍮六角2ミリネジ
ブースでは車輪やネジなどの部品も販売されていました。 私は写真の2ミリの六角ネジを購入しました。初期の頃の製品の8550形にはたくさんの2ミリネジが使われていますが、 2ミリの”六角ネジ”はなかなか手にはいりませんので。

真鍮六角2ミリネジ


六角2ミリネジの使用箇所/8550形
六角2ミリネジの使用箇所/8550形
 8550形のテンダーの2ミリネジを紛失していまして、 ここに(→)使おうと思って購入しました。


アップしてみると、
アップしてみると
このネジ(→)だけ、元から付いている他のネジと違うので、 合わせるために六角ネジを購入したのですが、帰宅して他のネジをよく見ると2ミリネジではありますが六角ではないようです。 アレっ!・・・。てっきり六角ネジだと思っていたのですが、記憶違いのようで・・・。


(その2に続きます)  


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