ライブスチームの運転


711. 令和5年1月 OS法隆寺定例運転会 (その1)  (R5.5.10掲載)

 今回は、令和5年1月21日(土)に開催されました、 OS法隆寺レイアウトでの定例運転会模様をレポートします。 令和4年10月以降、4ヶ月連続で参加させていただきました。

 OS製 3.5インチゲージ PORTER MOGUL(ポーターモーガル) コロラド セントラル レールロード仕様です。 よく整備されているようで、ピカピカです。


 
 PORTER MOGULは、 OSさまがはじめに製造・販売された機関車です。 その頃、月刊誌の「模型とラジオ」2インチゲージ C51 ライブスチームの製作記事が連載中で、 毎月愛読していました。そんな中、1978年8月号に掲載された広告は衝撃的でした。 ”石炭焚による本格派ライブスチーム”のキャッチフレーズは、私の心をガッチリととらえました。 45年も前のことです。


MOUNTAINEER(マウンテナー)
 こちらは、MOUNTAINEER(マウンテナー)です。 一見、5インチゲージのように見えますが、3.5インチゲージです。 英国のフェスティニオグ鉄道の機関車だそうです。 軌間は597mmだそうですので、単純計算では、89mm/597mm ≒ 1/6.7 となります。 と言っても、縮尺1/6.7で製作されているとは限りませんが。


軸配置は1C1で、アウトサイドフレームです。画像は公式側の第3動輪です。


走行に向けて、準備をしています。画像ではサイドタンクに給水しています。


前面です。何か、お気づきでしょうか。


少し角度を変えてみます。一般に、この位置にはないものがあります。 分かりますでしょうか。


 これです。ハンドポンプです。 タンク機の場合、サイドタンクの中(OS製クラウス・コッペル・フォルテ・ドルテ)とか、 運転室内(OS製T5ーSUPER)にありますが、この機関車では、ご覧の通り公式側の煙室の横にあるのです。 この位置にハンドポンプがある機関車を見たのははじめてです。これ()がハンドルです。 大きく横に出っ張っています。


 
オーナーさまがハンドポンプのハンドルを上下に動かし、 サイドタンクの水槽の水をボイラーに給水しています。


 
 ボイラーへの給水が完了し、火室に木質ペレットを入れています。 スチームアップのやり方はいろいろあります。正解は一つではありません。 オーナーさまは、木質ペレットを使われています。

(その2に続きます)  


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