ライブスチームの運転


719. 令和5年1月 OS法隆寺定例運転会 (その9)  (R5.6.7掲載)

 (その8の続きです)

本線走行していた、MOUNTAINEER(マウンテナー)が戻ってきました。


サイドタンクの水槽へ給水し、火室に石炭を投炭し、再び本線走行しています。


 
 この後、オーナーさまのご厚意で運転させていただきました。 令和4年10月の定例運転会以来、2回目の運転です。前回はフィードバックバルブの開閉方向を勘違いしていましたが、 今度はしっかりと認識して運転操作を行います。 よく考えてみると、ネジ式の場合、右に回すとバルブが閉まり、左に回すとバルブが開くのですから、給水したいのなら右に回し、 給水しないのなら左に回せばよいのですね。

 途中、サイドタンクの水槽への給水と火室への投炭を行い、本線走行を5周+3周、計8周しました。 走行中は、前方車輛に追突しないように注意しつつ、水面計と圧力計を注視し、適宜フィードバックバルブの開閉調整を行いました。 ここのレイアウトはほとんど平坦ですので、加減弁の開閉操作をさほど行う必要がなく、蒸気の必要量の変動が少ないと思います。 また、この機関車はとても軽く動きますので、蒸気の使用量も少なくてすむと思います。 それは、オーナーさまの製作技術力が高いということだと思います。 画像は本日の走行を終えて、ターンテーブル近くの高架線路に移動してきたところです。


 
ここで完全に火を落とし、ボイラーの水を抜きます。


 公式側から運転室内を見た画像です。 運転室の床の下に、ボイラーのブローダウンバルブがあります()。 このバルブを開けて、ボイラーの水を抜きます。 蒸気圧があると、蒸気・熱湯が噴き出しますので、火傷しないよう注意して開けます。


英国のフェスティニオグ鉄道の機関車とのことですが、英国製ではありません。 機関車の前部にカウキャッチャーがあります。


 
アメリカン・ロコモティブ(アルコ)製です。


こちらはサイドにある製造銘板です。 アルコのクック工場(COOKE WORKS)製のようです。


下から火室付近を撮影してみましたが、う〜〜ん、よく分かりません・・・。


 公式側の機関車後部です。ここから圧縮空気をボイラーに取り込んでいます。 ボイラー内の水を完全に抜くためだと思います。 これ()が現地にある圧縮空気の吹き出し口です。 ここ()が機関車側の取り込み口です。 これ()は、両者を接続するアダプターで、 オーナーさまが自作されたものと思われます。


圧縮空気は配管を通って(← ← ↑)、ボイラーに向かいます。


上方()に向かった後、前方(← ←)に向かいます。


 角度を変えて上から見てみます。 前方に向かい(→ → →)、 逆止弁()を経て、ボイラーに入ります。 今回は圧縮空気を取り込みましたが、外部の電動給水ポンプやハンドポンプから、ボイラーに給水することもできそうです。


 今回もMOUNTAINEERのオーナーさまはじめ、 多くのみなさまのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

(その8へ戻ります)  


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