(その8の続きです)
本線走行していた、MOUNTAINEER(マウンテナー)が戻ってきました。
サイドタンクの水槽へ給水し、火室に石炭を投炭し、再び本線走行しています。
この後、オーナーさまのご厚意で運転させていただきました。
令和4年10月の定例運転会以来、2回目の運転です。前回はフィードバックバルブの開閉方向を勘違いしていましたが、
今度はしっかりと認識して運転操作を行います。
よく考えてみると、ネジ式の場合、右に回すとバルブが閉まり、左に回すとバルブが開くのですから、給水したいのなら右に回し、
給水しないのなら左に回せばよいのですね。
途中、サイドタンクの水槽への給水と火室への投炭を行い、本線走行を5周+3周、計8周しました。
走行中は、前方車輛に追突しないように注意しつつ、水面計と圧力計を注視し、適宜フィードバックバルブの開閉調整を行いました。
ここのレイアウトはほとんど平坦ですので、加減弁の開閉操作をさほど行う必要がなく、蒸気の必要量の変動が少ないと思います。
また、この機関車はとても軽く動きますので、蒸気の使用量も少なくてすむと思います。
それは、オーナーさまの製作技術力が高いということだと思います。
画像は本日の走行を終えて、ターンテーブル近くの高架線路に移動してきたところです。
ここで完全に火を落とし、ボイラーの水を抜きます。
公式側から運転室内を見た画像です。
運転室の床の下に、ボイラーのブローダウンバルブがあります(←)。
このバルブを開けて、ボイラーの水を抜きます。
蒸気圧があると、蒸気・熱湯が噴き出しますので、火傷しないよう注意して開けます。
英国のフェスティニオグ鉄道の機関車とのことですが、英国製ではありません。
機関車の前部にカウキャッチャーがあります。
アメリカン・ロコモティブ(アルコ)製です。
こちらはサイドにある製造銘板です。
アルコのクック工場(COOKE WORKS)製のようです。
下から火室付近を撮影してみましたが、う〜〜ん、よく分かりません・・・。
公式側の機関車後部です。ここから圧縮空気をボイラーに取り込んでいます。
ボイラー内の水を完全に抜くためだと思います。
これ(↓)が現地にある圧縮空気の吹き出し口です。
ここ(↓)が機関車側の取り込み口です。
これ(↑)は、両者を接続するアダプターで、
オーナーさまが自作されたものと思われます。
圧縮空気は配管を通って(← ← ↑)、ボイラーに向かいます。
上方(↑)に向かった後、前方(← ←)に向かいます。
角度を変えて上から見てみます。
前方に向かい(→ → →)、
逆止弁(↑)を経て、ボイラーに入ります。
今回は圧縮空気を取り込みましたが、外部の電動給水ポンプやハンドポンプから、ボイラーに給水することもできそうです。
今回もMOUNTAINEERのオーナーさまはじめ、
多くのみなさまのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
(その8へ戻ります)
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