(その4の続き) C57 走行準備/火入れ
給油(スチームオイルの補充) → 燃料用アルコールの補充 → テンダーへの給水 が完了し、
いよいよ着火します。煙突の上に、電動ブロアを載せた後、先の長いライターで着火します。
着火直前にはアルコール・バーナーから燃料用アルコールがオーバーフローしていないことを確認します。
燃料用アルコールは無色透明で水と区別しづらいのが難点です。着火したらすぐに電動ブロアのスイッチをオンにします。
着火前に電動ブロアのスイッチをオンにしておくと、通風のためライターの火が消えてしまうかもしれません。 着火!!!
着火直後のアルコール・バーナーの写真です。第3動輪の後ろから従台車あたりに、
円筒状のアルコール・バーナー3個(↓)が確認できます。狭い空間にうまく配置されています。
バーナーの炎は見えません。火室内部で燃焼しているのでしょう。
夜間なら周辺が赤く染まり見えるかもしれませんが、昼間ですので見えませんね。 C57 スチームアップ中!
早くも蒸気圧が上がってきたようです。安全弁からやや蒸気が噴出しています。少し前に走行していましたので、
ボイラーの水がまだ暖かったのかもしれません。 いよいよ出発です。オーナーさまが何か操作されています。加減弁の開き具合いを調整されているのでしょうか?
煙突から煙が出ています。安全弁からは蒸気が噴出し、罐(ボイラー)の状態は最高のようです。
C57は走る気満々のようで、出走直前の馬のようです。 C57 走行開始
走り出しました。いきなり上がり勾配のようです。人間の目では上り下りが分りにくいですが、
カメラの目はしっかり捉えています。 C57に多くの貨車が連結されています。できれば客車を連結したいところです。
メーカーさまの製作・販売に期待したいところです。客車はあまり製作されていない気がしますので。
蒸気機関車時代にふさわしい客車を!。
この写真で、蒸気機関車の晩年、南九州・日豊本線でC57が貨物列車を牽引していたことを思い出しました。 上り下りのある線路上をもろともせず、快調な走りです。走行中でありながら、
安全弁から蒸気が噴き出しています。蒸気の消費量より、蒸気の発生量が上回っているのでしょう。 アスターホビーさまの垂れ幕の前を行くC57
C57のバックにアスターホビーさまの垂れ幕が見えます。躍動感あふれる動輪周辺の大きな写真です。
これぞ、蒸気機関車だ! という感じでよいです。
そういえば、昭和51年、鉄道模型の存在を知り、同時にライブスチームの存在も知り、そして、
アスターホビーさまに注文して郵送されてきた、8550とサザンのスクールズのパンフはA3版両面刷りで、片面が8550で、
もう片面がスクールズで、大きく書かれていた、”蒸気を吐いて、ずっしりと走るぞ”のキャッチフレーズは、
強烈な印象で私の頭に衝撃が走りました。 (その6に続きます) |