今回は、令和5年3月5日(日)に開催されました、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会において、
倶楽部のメンバーの方が持ち込まれた、タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機を紹介します。
タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機
私が”ライブスチーム”の存在を知ったのは、鉄道模型趣味誌1976年10月号(No.340)です。
そこにタカダモケイさまの、”127mmゲージ ライブスチームロコ”の広告が掲載されていました。
ので、”ライブスチーム”を知ると同時に、タカダモケイさまを知りました。
タカダモケイさまはいつ頃からあるライブスチームメーカーさまでしょうか。
手持ちの鉄道模型趣味誌を見ると、少なくとも1971年9月号(No.279)にはD51の広告が掲載されています。
では、Bタンク機はというと、少なくとも1972年6月号(No.288)に広告が掲載されています。
1978年(昭和53年)夏、前年に続いて、東京・新宿住友ビルの広場で、ミニSLフェスティバルの世界大会が開催され、
鉄道模型趣味誌1978年9月号(No.364)(機芸出版社)にその模様が写真と共に紹介されています。
その中(p.75)に"市川蒸気鉄道クラブのライブが多数出場し、特にタカダ製部品を使用した機関車が目をひいた。”とあり、
Bタンク機が写った写真も掲載されています。
タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機は、
そういった思い出のある機関車です。
この機関車はB形のタンク機関車で、先輪や従輪はありませんので、機関車の全重量が動輪上にかかっています。
上から見てみます。ボイラーの横にサイドタンクがあり、水を積載します。
煙突と運転室の間にドームがあります(↓)。
中に加減弁があると思われます。また、運転室の前方、ボイラー上に安全弁が2つあります。
安全弁です。よく見ると、形状は同じではありません。
左側の方が国鉄機のものに近いでしょうか。
安全弁が吹いたときの画像です。安全上、とても重要な機器です。
長く運転していないと、ステンレスボールが固着する場合がありますので、注意します。
運 転 室
運転室です。各機器を見ていきます。
@ : テコ式逆転機

テコ式逆転機です。ミゾはいくつも刻んであります。
模型の場合はフルギアで発車して、走り出したら一ミゾ引き上げるぐらいでしょうか。
実機の世界と違って、長い距離を連続走行するわけではなく、実効的には細かな調整には及ばないと思います。
(その2に続きます)
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