ライブスチームの運転


720. タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機 (その1)  (R5.6.10掲載)

 今回は、令和5年3月5日(日)に開催されました、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会において、 倶楽部のメンバーの方が持ち込まれた、タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機を紹介します。

タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機
 私が”ライブスチーム”の存在を知ったのは、鉄道模型趣味誌1976年10月号(No.340)です。 そこにタカダモケイさまの、”127mmゲージ ライブスチームロコ”の広告が掲載されていました。 ので、”ライブスチーム”を知ると同時に、タカダモケイさまを知りました。


 タカダモケイさまはいつ頃からあるライブスチームメーカーさまでしょうか。 手持ちの鉄道模型趣味誌を見ると、少なくとも1971年9月号(No.279)にはD51の広告が掲載されています。 では、Bタンク機はというと、少なくとも1972年6月号(No.288)に広告が掲載されています。


 1978年(昭和53年)夏、前年に続いて、東京・新宿住友ビルの広場で、ミニSLフェスティバルの世界大会が開催され、 鉄道模型趣味誌1978年9月号(No.364)(機芸出版社)にその模様が写真と共に紹介されています。 その中(p.75)に"市川蒸気鉄道クラブのライブが多数出場し、特にタカダ製部品を使用した機関車が目をひいた。”とあり、 Bタンク機が写った写真も掲載されています。


タカダモケイ 5インチゲージ Bタンク機は、 そういった思い出のある機関車です。


この機関車はB形のタンク機関車で、先輪や従輪はありませんので、機関車の全重量が動輪上にかかっています。


 上から見てみます。ボイラーの横にサイドタンクがあり、水を積載します。 煙突と運転室の間にドームがあります()。 中に加減弁があると思われます。また、運転室の前方、ボイラー上に安全弁が2つあります。


安全弁です。よく見ると、形状は同じではありません。 左側の方が国鉄機のものに近いでしょうか。


安全弁が吹いたときの画像です。安全上、とても重要な機器です。 長く運転していないと、ステンレスボールが固着する場合がありますので、注意します。


運 転 室
運転室です。各機器を見ていきます。

 @ : テコ式逆転機
      
      テコ式逆転機です。ミゾはいくつも刻んであります。 模型の場合はフルギアで発車して、走り出したら一ミゾ引き上げるぐらいでしょうか。 実機の世界と違って、長い距離を連続走行するわけではなく、実効的には細かな調整には及ばないと思います。

(その2に続きます)  


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