今回は、倶楽部のメンバーの方がOSさまのライブスチームコレクション販売で入手されました、
5インチゲージのテンダー機関車の試運転に立ち会わせていただきましたので、その模様をレポートします。
場所は、よさみ鉄道倶楽部の定例運転会が行われる、
フローラルガーデンよさみ(愛知県刈谷市)です。
時はゴールデンウイーク真っ最中の令和5年5月4日です。
周辺の田園には、例年通り、鯉のぼりがたくさんたなびいています。
GWということで道路渋滞で、現地までいつもより時間を要しました。
それでも、オーナーさまとの待ち合わせ時間より早く到着して、機関車の受け入れ準備をしておきます。
画像はオーナーさまが到着され、機関車を車から高架線路上に移動する準備をしているところです。
無事、高架線路に移動しました。鮮やかな緑色で、いかにも英国機らしいです。OSさまの販売時の案内資料によると、
このエンジン部だけで57kgです。先輪と従輪はなく、動輪4軸のD形テンダー機関車です。
運転室の側面のプレートです。
中心に"1272"とあります。上部と下部はちょっと分かりにくいのですが、
上部が”C CAIRNS”、
下部が”BARNOL DSWICK”でしょうか。
どういう意味でしょうか?。
テンダーも車から降ろして連結しました。サイドから見ていきます。
エンジン部とテンダー部の連結付近です。
運転室窓の上部などは曲線です。格調高い英国機らしいです。
テンダーです。車輪は3軸です。
テンダー側面の真ん中にあるマークです。
ノース・イースタン・レイルウェイ (North Eastern Railway)のシンボルマークでしょうか。
テンダーの後ろに連結しているのは、オーナーさまが以前から所有しているセントラル鉄道製 5インチゲージ 68621(8620形)のテンダーです。
5インチゲージのテンダー機関車の場合、テンダーに乗って運転操作することが多いのですが、
この機関車では、いくつかの理由があって、8620形のテンダーを連結しています。
その一つの理由が、テンダーの造りです。ご覧の通り、上部に横棒2本があり、乗車の支障となっているのです。
もう一つの理由がテンダーの軸受のバネです。車体を下に押すとバネはやわらかく、乗車を前提に作られていないのです。
(その2に続きます)
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