(その6の続き) C57の前部
細身のボイラーに直径1750mmの大きな動輪のC57の特徴を模型でも表現されています。 C57の中央部
背景に人が写っていますので、C57のおおよその大きさが分かりますが、もし、
写っていなければ1番ゲージとは思えないかもしれません。 アップしてみます。安全弁は実用性上、形状が崩れやすいのですが、この安全弁は好ましい形状です。
ナンバープレートと製造銘板もちゃんと付いています。
「3.5インチゲージのC57です」と言っても、疑われないかもしれません。そのぐらい精密です。 C57の後部
1番ゲージのテンダー機関車ですので、テンダーにハンドポンプを搭載していると思われますが、
レバーが見あたりません。走行中、通常は軸動ポンプで給水するので、ハンドポンプから給水することはないため、
レバーを抜いておいて、必要時にレバーを差し込み給水するのかもしれません。 貨車を連結して走行しています。この間も軸動ポンプで少しずつ給水されているのでしょう。たぶん。 以前のC57
このC57も1番ゲージです。アスターホビーさまが昭和54年に発売されたモデルです。
昭和57年頃の撮影で、場所は横浜・市ヶ尾、横浜ライブスチームクラブさまの当時の運転会場です。以下の写真も同様です。 以前のC57
平成11年発売されたモデルは”標準”のデフレクターのようですが、
こちらは”門鉄”のデフレクターです。
C57は”標準”でも”門鉄”のデフレクターでも、どちらも似合うと思います。 以前のC57
アスターホビーさまのホームページを見ますと、このC57の給水方式はハンドポンプ(テンダーに搭載)と、
軸動ポンプの2方式のようです。軸動ポンプは主動輪(第2動輪)の車軸の回転運動から前後運動を得て動作させるようです。
軸動ポンプ本体は通常の縦向きで、主動輪と第3動輪の間に配置されています。
火室下部にはアルコール・バーナーがあるので、テンダーの水を軸動ポンプまで配管するのに苦労されたのではないでしょうか?
以前のC57
客車を連結して走行しています。サザン(Southern Railway)の客車のようです。
写真のように線路は地面に布設されていました。何線かあり、同時に複数の列車が走行可能で、
加えてポイントを変えて走行線路を切り替えながら走行する姿は大変面白く感じました。
残念ながらこのレイアウトは今はないそうです。 (その8に続きます) |