(その9の続き) 9600形 運転室
少し上から運転室を見てみます。写真の真ん中あたりの丸いのが圧力計だと思われます。丸の一部しか見えませんが。
ところで、この9600形はラジコンで制御されていると思っていたのですが、
受信して制御する機器らしきものが見あたりません。おかしいです。もしかして、
ラジコンで制御されているのは重連の後ろの機関車だけなのかもしれません。 9600形は、同じ動輪4軸のD50/D51/D52形の動輪直径1400mmに対して、
動輪直径1250mmと小さいです。ライブスチームでは速度はでなくてかまわないというか、
むしろ遅い方が安全性が高く、また、”力”のある方が好ましいと思いますので、
その意味で9600形はライブスチームに適した機関車だと思います。これは1番ゲージだけではなく、
5インチゲージでも同じことがいえると思います。
市川蒸気鉄道クラブさまの複数のメンバーの方が5インチゲージの9600形を製作されたのも、
もしかして同様の事由かもしれません。でも、
どんな機種を製作・入手するかはあくまで個人の好みですね。 9600形 蒸気室/シリンダー
9600形の蒸気室/シリンダーをアップしてみます。
シリンダー下部の前後に突起(→ ←)のようなものが見えます。シリンダードレンバルブだと思われます。
”実機は真ん中にもあるのではないか、模型だから省略したのではないか?”と、思って調べてみたところ、
真ん中にあるのは、シリンダーではなく、蒸気室の排水弁でした。はじめて知りました。 C57形と9600形
9600形がC57形と並んでいます。
ちょっとピントが合っていませんね。ごめんなさい。 走行準備中!
手前のC57と坊ちゃん列車の客車2両の向こうでは、9600形重連が走行準備中のようです。
重連ですので、二人がかりです。前(写真の左側)の機関車には何かを注入されているようです。燃料用アルコールでしょうか?。
後ろの機関車の準備をされている方のあたりに縦線が入っているように見えます。
たぶん、ラジコン送信機のアンテナでしょう。線路基盤上にラジコン送信機を置いて準備されているのでしょう。 昇圧中?
後ろの機関車は電動ブロアで昇圧中のようです。 2両共、昇圧中?
前の機関車も電動ブロアで昇圧中のようです。 給水中?
前の機関車のオーナーさまが何かされています。
ハンドポンプでボイラーに給水されているように見えますが。 2両共、電動ブロアの動作確認中?
オーナーさま、お二人共、電動ブロアに手を当てておられます。
電動ブロアから熱風?が出ていることを確認されているのでしょうか? 共同で準備中!
お二人での共同準備が進行中のようです。 まもなく発車でしょう!!!
お二人での共同準備が完了したようです。さー、発車のようです。
キューロク重連が発車します。よく見ると、両機共、デフレクターが付いていません。
仲が良いのでしょう!。 実機では重連の場合、前後の機関車の機関士/機関助士が息を合わせないと、うまく発車や走行ができないようです。 模型の世界も同様かもしれません。実機の場合はお互い見えませんので、汽笛の鳴らし方で合図しているようです。 重連といえば、このホームページのトップページの写真は5インチゲージのコッペルが重連で牽引しているところです。 前のコッペルはOS製で運転はオーナーさま、後ろのコッペルはワダワークス製で私が運転しています。 あるだけの乗用台車を連結しており、多くのお客様が乗っておられます。前機のオーナーさまが汽笛を鳴らし、 続いて後機の私が汽笛を鳴らし、「発車します」と言って、加減弁を開けたのですが、微妙に開けるタイミングがズレて、 前機が早く後機が遅く、瞬間的には前機1両で全車両を牽引するようで、ガクガクとしてなかなか難しいと思いました。 実機の場合、加減弁を開けてから動輪が回転しはじめるまでのタイムラグが顕著でしょうから、 かなり難しいのではないでしょうか。特に客車を牽引する場合は衝撃を与えないよう細心の注意を要するのではないかと思います。 また、停車する時も同様に息を合わせないといけません。一方が早く加減弁を閉めると、 他機に全面に負担がかかってしまいます。二人でよく練習しないとうまくいかなく、 模型の世界でも、単機より重連の方が難しいです。5〜10分程度の短時間ならともかく、長時間連続運転するのであれば、 二人で充分練習する必要がありそうです。 (その11に続きます) |