(その5の続きです)
引き続き、MOUNTAINEER(マウンテナー)を見ていきます。
以前からちょっと疑問に思っていたことがあります。
左の画像の□内を拡大したのが右の画像です。
これ(↓)も、これ(↑)もインジェクターの逆止弁なのです。
”なぜ逆止弁が2つあるのか?”、疑問でした。
オーナーさまによると、日本製の逆止弁は優れているので一つでよいそうですが、この機関車では2つ必要だそうです。
”機関車後部の非公式側にある、
機械式給油器(↓)は何に給油するのか?。しかも、駆動源が見当たらない。”
ことも疑問でした。
オーナーさまにお伺いすると、
手でホイール(↓)を適宜回すのだそうです。
給油先は、非公式側前方にある、ドンキーポンプです。
ドンキーポンプを上から見てみます。画像の右側が機関車の前方です。
この配管(→)で機械式給油器からスチームオイルが送油されます。
ここで更に疑問がわきました。
これ(→)は置換式給油器(ロスコー式給油器)だったかと思うのですが、
そうであれば、機械式給油器からの送油は不要かと思うのですが・・・。
公式側運転室の下には、ターボジェネレータが配置されています(↑)。
これ(↓)が、ターボジェネレータです。
OS製です。上手いところに配置されています。
非公式側のサイドタンクの蓋を開けています。
中を見ると、タンク内は白く塗装されています。
オーナーさまによると、中は錆びていたそうで、小石を入れてタンクを揺すって錆びを取り除いて、
そして、塗料を入れてタンクを傾けながら、全体を塗ったそうです。
そういう塗り方もあるのですね。
今後は、動輪にカウンターウェイトを付けるそうです。
圧縮空気で高速回転させると、ブレるからだそうです。
オーナーさまの機関車を何輌も運転させていただいていますが(OS製3.5インチゲージ ボールドウィンB1、OS製5インチゲージ MOUNTAIN 4−8−2、MOUNTAINEER)、
どの機関車も快調に走行します。その理由にはキチンとした作りや整備があるのですね。
蒸気機関車は手をかければかけるほど、それに応えてくれるのですね。オーナーさま、ありがとうございました。
(その5へ戻ります)
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