ライブスチームの運転


776. 令和5年10月 OS法隆寺定例運転会 (その6)  (R6.1.6掲載)

 (その5の続きです)

引き続き、MOUNTAINEER(マウンテナー)を見ていきます。


 
 以前からちょっと疑問に思っていたことがあります。 左の画像の内を拡大したのが右の画像です。 これ()も、これ()もインジェクターの逆止弁なのです。 ”なぜ逆止弁が2つあるのか?”、疑問でした。 オーナーさまによると、日本製の逆止弁は優れているので一つでよいそうですが、この機関車では2つ必要だそうです。


”機関車後部の非公式側にある、 機械式給油器()は何に給油するのか?。しかも、駆動源が見当たらない。” ことも疑問でした。


オーナーさまにお伺いすると、 手でホイール()を適宜回すのだそうです。


給油先は、非公式側前方にある、ドンキーポンプです。


 ドンキーポンプを上から見てみます。画像の右側が機関車の前方です。 この配管()で機械式給油器からスチームオイルが送油されます。 ここで更に疑問がわきました。 これ()は置換式給油器(ロスコー式給油器)だったかと思うのですが、 そうであれば、機械式給油器からの送油は不要かと思うのですが・・・。


公式側運転室の下には、ターボジェネレータが配置されています()。


これ()が、ターボジェネレータです。 OS製です。上手いところに配置されています。


 
 非公式側のサイドタンクの蓋を開けています。 中を見ると、タンク内は白く塗装されています。 オーナーさまによると、中は錆びていたそうで、小石を入れてタンクを揺すって錆びを取り除いて、 そして、塗料を入れてタンクを傾けながら、全体を塗ったそうです。 そういう塗り方もあるのですね。 今後は、動輪にカウンターウェイトを付けるそうです。 圧縮空気で高速回転させると、ブレるからだそうです。 オーナーさまの機関車を何輌も運転させていただいていますが(OS製3.5インチゲージ ボールドウィンB1、OS製5インチゲージ MOUNTAIN 4−8−2、MOUNTAINEER)、 どの機関車も快調に走行します。その理由にはキチンとした作りや整備があるのですね。 蒸気機関車は手をかければかけるほど、それに応えてくれるのですね。オーナーさま、ありがとうございました。

(その5へ戻ります)  


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