ライブスチームの運転


789. 令和6年1月 OS法隆寺定例運転会 (その7)  (R6.4.6掲載)

 (その6の続きです)
3.5インチゲージ スチームトラムの運転室
引き続き、3.5インチゲージ スチームトラムの運転室の各機器を見ていきます。

 G : シリンダードレンコックレバーハンドル
       
      シリンダードレンコックレバーハンドルです。右の画像はエンジンを上から見たものです。 一般的?な蒸気機関車ではシリンダードレンコックはシリンダーの下側前後に2個ありますが、 この機関車ではシリンダーの横(非公式側)に上下にあります。


 H : 逆転機
       
      逆転機です。テコ式で、前進・後進共に2溝でしょうか。


 I・J : サイドタンクの水槽との接続口
       
      サイドタンクの水槽との接続口です。左の画像の接続口は公式側のサイドタンクの水槽に繋がっており、 右の画像の接続口は非公式側のサイドタンクの水槽に繋がっています。 機関車の次位に連結した台車に水槽を積載して、これらの口に接続すれば長時間の連続運転が可能になります。


       
      OS製5インチゲージ FORTE(フォルテ)においても、 機関車後部にサイドタンクの水槽との接続口があります()。 左右のサイドタンクの水槽はパイプで繋がっていますので、接続口は一つです。 次位に連結した台車に積載の水タンク(内)から、 機関車方向に送られ(← ←)ます。 タンク内の水が、機関車のサイドタンクの水槽より高い位置まであると、水槽から溢れ出てしまいますので、 途中にコック()が設けられています。


さて、縦型複動2気筒エンジンの回転運動を、どのようにして動輪の回転に結びつけているのでしょうか?。


こちらは以前(2019.2.17)、OS法隆寺定例運転会にて撮影した、別の機関車です。


 縦型複動2気筒エンジンと立て煙管ボイラーを搭載している点は同じですが、 エンジンの搭載している向きが異なります。スチームトラムは走行方向に対して縦に並んでいますが、こちらは横に並んでいます。 エンジンの回転運動をチェーンでフレームの下部に伝えています()。


 
スチームトラムに戻ります。内をアップで見たのが右の画像です。 こちらも、エンジンの回転運動をチェーンでフレームの下部に伝えています。

(その6へ戻ります)   (その8に続きます)  


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