(その7の続きです) 3.5インチゲージ スチームトラムを下から見た画像です。 画像右側が機関車の前方向で、画像左側が機関車の後ろ方向です。 2軸の動輪を繋ぐ連結棒を見ると、左右で角度がずれている(90度?)のが分かります。 公式側の連結棒はこれ(↓)で、 非公式側の連結棒はこれ(↑)です。 上の画像の□内をアップしてみます。 これ(↓)はチェーンで、エンジンの回転運動を伝えています。 そして、かさ歯車(ベベルギヤ)で、 ↓から↓へ90度向きを変えて、 この軸(→)を回転させます。逆転機を操作すれば、逆方向に回転します。 上から見た画像です。屋根の上に突き出ているのが煙突です(←)。
上だけ見えるのは安全弁です(↓ ↑)です。 煙突の中を見ようとしたのですが、暗くて見えません。 しからばと、屋根と煙室の上を取り外して、拝見させていただきました。 画像の上方向が機関車の前で、下方向が機関車の後ろです。煙室内にはパイプがいっぱいあります。 加減弁を開けると、蒸気は、↑ ↑ ↑ → ↓ ← と通り、 ボイラーの中心の大煙管を往復しているようです。 そして、↑ ↑と通り、エンジンに向かいます(給気のルート)。 一方、エンジンからの排気は、↓ → → と通り、
吐出管(↑)から上方向に噴き上げます。 通風弁(ブロアーバルブ)を開けると、蒸気は、→ → と通り、 吐出管に寄り添っているブロアーノズル(↑)から上方向に噴き上げます。 また、この配管(↑ ↑)の先には、安全弁があります。 軸動ポンプから送り出された水は、← ↓ ← ↑ と通り、 給気の配管の下を通り、↓ ← と通り、 煙室を出て(←)、給水逆止弁を経て、ボイラーに給水されます。 オーナーさまのご厚意で、このスチームトラムを運転させていただきました。 加減弁を開けるとエンジンが回転し、機関車は前進をはじめました。ゆっくりとした速度で、 抵抗の大きい円形線路を、私を乗せてけなげに走ってくれました。 38年も前に発刊された、「庭園鉄道年鑑86/87」(プレス・アイゼンバーン発行)の5ページに掲載された、 この機関車を運転させていただく機会を得ようとは、夢にも思っていませんでした。 オーナーさま、ありがとうございました!!!。 そして、このスチームトラムをいつまでも元気に走らせていただければと思います。 (その7へ戻ります) |