(その4の続きです) 煙室前面の手摺(→)が短いのは、
144号機の特徴だそうです。 煙室の公式側にある、これ(←)も、
144号機の特徴だそうです。一体何なのか、分からないのですが・・・。 給水装置は、ハンドポンプ・ドンキーポンプ・軸動ポンプ・インジェクタの4つです。 インジェクタは非公式側運転室の下にあり、逆止弁(チェックバルブ)の不調で、ボイラーの蒸気が逆流したときの策として、 止め弁(↑)があります。 一時的な措置として、この弁で逆流を止めれば、運転を続けられるとのことです。なるほどと思いました。 特に遠方の運転会に参加しているとき、この逆流によって、運転できなくなってしまうのは、甚だ残念なことですので。 オーナーさまから弁調整する時の注意事項を教えていただきました。 画像は非公式側です。 後死点の位置にありますので、公式側も後死点の位置で調整すること、 非公式側を前死点で調整したならば、公式側も前死点で調整すること、だそうです。 一方は後死点で、他方は前死点で調整するのはNGとのことです。勉強になります。 本日の運転会は終了です。テンダーを切り離して、ボイラーの水を抜いています。 電動のブロワーで、汚れを吹き飛ばしています。 リレーラーレールを使って、格納箱に収容しようとしています。
このとき、シリンダー排水弁などを折損しないよう、注意します。 格納箱に無事に乗りました。この後、みんなで格納箱を持ち上げて、オーナーさまの車に積載しました。 他の方の機関車も同様に、みんなで格納箱を持ち上げて、各オーナーさまの車に積載しました。 参加者全員の機関車の積載が完了したところで、解散となりました。 帰宅の途につきます。画像は、八高線小宮駅に徒歩で向かう途中の踏切です。
何だか、向こうから蒸気機関車が煙モクモク、やってくるような気がしますが・・・。 それは私の願望にすぎなく、幻想なのでしょうか。 画像は、秩父鉄道 浦山口ー武州中川間の上り勾配を走行するC58363(平成元年6月25日撮影)です。 八高線小宮駅です。画像の左奥方向が八王子駅方面です。 小宮駅の時刻表です。昼間は1時間に2本の運行のようです。 八王子行きの電車がホームに入ってきました。これに乗って帰ります。 倶楽部のメンバーの方から ”八王子のレイアウトは素晴らしい。日本一ではないか。”と伺っていました。 今回、お邪魔する機会をいただき、どんなところか、興味を持っていました。自然が多く、静かで落ち着いた感じで良かったです。 また、お互いの機関車の車への積載を、集まって来られたみんなで行うこと(相互扶助)は、とても良いと思いました。 思いがけず、C56144を運転させていただきました。 オーナーさまの思い出が詰まった愛機を運転させていただきまして、ありがとうございました。 そして、蒸気ブレーキはちゃんと実用になることを実践で確認することができました。 オーナーさまは、とても蒸気機関車に詳しく、今後もご教授いただければと思います。 とても楽しい時間を過ごすことができました。みなさま、ありがとうございました。 今度共、どうぞよろしくお願い致します。 (その4へ戻ります) |