(その3の続きです)
動輪舎製 C56144の運転
動輪舎製 C56144を運転させていただいています。
外周を走行し、しばらくすると左カーブにさしかかりました。オーナーさまより、下り坂ゆえブレーキ操作するよう、
アドバイスしていただきました。なるほど結構な勾配で、このままではかなりの速度になりそうです。
加減弁テコハンドル(↑)を押し(加減弁を閉めていく)、
そして、ブレーキハンドル(↑)を反時計回りに少し回してみると、ブレーキがかかりました。
反時計回りに回したままにすると、ブレーキが効きすぎて止まりそうですので、少し時計回りに戻して加減します。
そのぐらい、ブレーキがよく効くのです。
加減弁の閉め具合いと、ブレーキ操作とのバランスをとるのが難しいです。
下り勾配を過ぎると、今度はブレーキを完全に緩めると共に、
加減弁テコハンドル(↑)を引きます(加減弁を開いていく)。
外周1周を過ぎると、内側に入り、そして、出発した駅に近づきました。
停車するため、加減弁テコハンドルを押す操作をすると、オーナーさまより、走行を続けるように、とのことで、
喜んで加減弁テコハンドルを引きました(加減弁を開いていく)。
進行方向や勾配状況も分かりましたので、1周目より上手く運転操作できるかと思います。
特に下り勾配箇所で、加減弁を全閉手前のやや開いた状態で、ブレーキをかけてしまっていましたので、
2周目はちゃんと加減弁を全閉した状態で、ブレーキをかけます。
白馬ミニトレインパーク(令和2年(2020年)11月9日撮影)
こちらは、白馬ミニトレインパークのトンネルコースの延々と続く下り勾配箇所です。
左の画像の撮影地点は、ここ(←)です。
奥(↓)が本線で、
手前(← ← ↑)がトンネルコースの下り坂です。
本線(↓)との高低差が分かるかと思います。
本線から分岐して(↓)、トンネルコースに入って(右の画像の右端の線路です)、
それほどの距離ではありませんが、すでにこれだけの高低差があります。
本線の下をくぐるトンネル(↑)を抜けるまで、下り坂が続きます。加減弁を全閉し、ブレーキをかけながら下っていきます。
この長い下り勾配において、C56144の蒸気ブレーキは、大活躍することでしょう!!!。
OS製BR24が駅で停車しています。
オーナーさまと出会った白馬ミニトレインパークで、この機関車を運転させていただきました。
前の画像のトンネルコースも走行しました。
走行中、適宜投炭(ウェールズ炭だったと思います)と軸動ポンプからの給水を行っていました。
蒸気の上がりがよく、ボイラー蒸気圧を維持しつつ、充分な水位まで上げることができました。
OS製BR24の隣りで停車しているのは、OS製コッペルです。
私も持っている機関車なので、オーナーさまと情報交換させていただきました。
OS製コッペルにおいて、最も不具合が起るのは軸動ポンプのように思います。
私のコッペルは昨年夏、白馬ミニトレインパークに行ったとき、1日目は問題なかったのですが、
2日目はまったく軸動ポンプから給水できませんでした。
このコッペルにおいても、軸動ポンプが不調とのことで、ドンキーポンプで給水されているとのことです。
コッペルの軸動ポンプはボトムタンク内にありますので、修理が容易ではないのです。
レイアウトの周辺には樹木があり、とても綺麗です。いい季節になりました。
小さな小川?を鳥が泳いでいたので、追いかけていくと、小川?から上がって、歩きはじめました。
カルガモでしょうか?。
左の画像の真ん中あたりにいるカルガモ?2羽をアップして見たのが、中央と右の画像です。
つがいなのでしょうか。
動輪舎製 C56144です。
オーナーさまに144号機とされた理由をお伺いしたところ、思い出のある機関車だそうで、
実機を観察され、製作されたそうです。
製造所名板を見ると、144号機は、昭和13年に日立製作所で製作され、製造番号は987のようです。
込は、中込機関区所属を表しているのでしょうか。
小海線で活躍していた機関車のようです。
元空気溜の真ん中の表示をアップして見たのが右の画像です。
昭和40年6月23日、NNは国鉄長野工場を意味していると思われます。
その左は、日立製作所のシンボルマークで、これには驚きました。
オーナーさまのC56144への愛情を感じます。
(その3へ戻ります) (その5に続きます)
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