ライブスチームの運転


810. ”中津川庭園鉄道”さまにお邪魔してきました (その5)  (R6.7.3掲載)

 (その4の続きです)

Wada Works製コッペルの次に、 この機関車のボイラー水圧試験を行います。 OS製Superー6のようです。


 OSさまが作成された、ボイラー水圧試験の手順書です。
 @テストポンプの圧力計の針が少しずつでも下がる場合は、水漏れしているので、その場所を特定すること。
 A水漏れの場所がボイラーである場合は、ボイラーの使用を中止すること。

などと、記載されています。安全上、この点が最も重要なことだと思います。 手順書をしっかりと読んで、勉強したいと思います。


 
安全弁2つを取り外しています。


 
 2つの口のうち、1つはプラグ)を、 もう1つの口にアダプター)を介して高圧ホース)で、 テストポンプとボイラーとを接続しました。 そして、先ほどのWada Works製コッペルのボイラー水圧試験と同様の手順で、水圧をかけてみます。 なお、市販のテストポンプの高圧ホースは、そのままでは、安全弁の口や給水口には接続できませんので、アダプターが必要となります。 私の場合、OS製のコッペルやクラウスの水圧試験を行うのに、OSさまがアダプターを販売されていることを知らなかったので、 倶楽部のメンバーの方に設計・製作していただきました。


 テストポンプの圧力計です。 先ほどのWada Works製コッペルのときより、使用圧力の1.5倍の位置から、針が早く下がっていきます。漏れが多いようです。 運転室を見ると、水面計から水が漏れています。そこで、ガラスパイプを固定している上下のナット?を少し締めてみます。 強く締めると、ガラスパイプが割れてしまうかもしれませんので慎重に締めます。 それでも、水漏れするので、ナット?内に入っているOリングが劣化しているのかもしれません。 それほどナット?を締めなくても、水漏れしないはずですので。 今後、Oリングを交換し、再度水圧試験を行うこととします。


 Wada Works製コッペルです。 ボイラーの水圧試験を終えて、スチームアップを行います。 水圧試験を行う際にボイラーを満水にしましたので、ブローダウンバルブを開けて、少し水を抜いてから火を入れます。


手慣れた手つきでスチームアップされ、蒸気圧が上がったようで、安全弁から蒸気が吹き上がっています。


最後尾にナベトロを連結し、発車します。


本線走行を開始しました。


 機関車の次位に連結した乗用台車にオーナーさまが乗り、 その後ろの乗用台車に有限会社ヤマダ金属商会さまが乗車され、最後尾にナベトロを連結しています。

(その4へ戻ります)   (その6に続きます)  


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