ライブスチームの運転


818. 5インチゲージ ALICEの試運転 (その3)  (R6.8.1掲載)

 (その2の続きです)

5インチゲージ ALICEの運転室
引き続き、5インチゲージ ALICEの運転室の各機器を見ていきます。

 F: ブローダウンバルブ
      
      ボイラーのブローダウンバルブです。焚口のすぐ下にあります。 走行終了後、火を完全に落としてから、バルブを開けてボイラーの水を抜きます。 蒸気圧がある状態でバルブを開けると、蒸気・熱湯が勢いよく吹き出ますので、火傷しないよう、ゆっくりとバルブを開けていきます。


 G: 汽笛弁(ホイッスルバルブ)
      
      汽笛弁(ホイッスルバルブ)です。 ここ()を押すと、蒸気が運転室の下方向()に向かいます。


      
      蒸気は、下方向(↓ ↓ ↓)に向かいます。


      
      汽笛(ホイッスル)は、非公式側第2動輪の上にあります()。


      
      運転室から出た蒸気は、↓ ↓ → → と通って、 汽笛(ホイッスル)を鳴動します。


      
      汽笛(ホイッスル)は、ランボードの下にありますので、下から見ないと見えません。


 H: 水面計
       
      水面計です。 ボイラーの水位を知る上で、とても重要な機器です。現在の水位は、ここ()です。 火を入れたら火を落とすまで、常に監視します。


 I : 逆転機
       
      逆転機です。テコ式です。 前進はフルギア()と一つ引き上げた位置()の2つで、 ここ()がミッドギアです。 後進もフルギア()と一つ引き上げた位置()の2つです。 左の画像では前進フルギアに、右の画像では後進フルギアから一つ引上げています。 基本的には、発車時はフルギヤにし、走りはじめたら一つ引き上げ、上り勾配などの力が必要なときはフルギヤにします。 運転操作に慣れていない場合は、フルギヤのままで走行した方が良いかも知れません。 逆転機の操作に気をとられて、水面計や圧力計の監視がおろそかになったり、前方不注意で追突したら大変ですので。

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