ライブスチームの運転


853. 令和6年9月 ミニSLフェスタ in おやべ  (その12)  (R6.11.30掲載)

 (その11の続きです)

 
C58138とオーナーさまです。 1年ぶりの再会です。今回も、どうぞよろしくお願いいたします。


オーナーさまは、全国各地の運転会などで活躍されているベテランの方ですので、 今回、スチームアップ方法を見学して、勉強させていただきます。


はじめに、おがくずを固めて作られたと思われる、着火剤を投入されました。


 
次に木炭を投炭します。


火室の中です。よく燃えています。


 このぐらい大きな機関車ですと、私が使っているOS製の電動ブロアーでは力不足です。 パワーのあるブロアー()を使い、 かつ延長煙突()を使い、通風を強力にしています。


 石炭を投炭しています。ウェールズ炭とホンゲイ炭が混ざっているそうです。 どちらも着火性は良くないですが、発熱量は大きそうです。


運転室です。いっぱい機器があります。 これほど実機通りに作られている機関車は、数少ないと思います。


 
ボイラー蒸気圧が上昇してきました。0.3MPaぐらいでしょうか。


スチームアップが完了しました。オーナーさまがテンダーに乗り、発車します。 留め置いてある、列車編成の連結に向かいます。


私のOS製コッペルです。 せっかく持参したのですから、走行に向けて準備をします。


 私は、着火剤→有煙炭→無煙炭(ウェールズ炭)の順に焚き、スチームアップを行います。 画像は、着火剤の上に有煙炭を投炭し、OS製の電動ブロアーから、盛んに煙を排出しています。


 
 今回使用した、ウェールズ炭はOSさまから購入したものではありません。 本年6月、倶楽部のメンバー宅を訪問して、個人輸入されたものを譲っていただいたものです(右側の画像参照)。 OSさまから購入したものとの違いを確かめたくて、使ってみました。 また、この機関車をこのレイアウトで運客するのは、はじめてですが、これまでの運客経験で、走らせてみます。
 ・1周目:運客走行
 ・2・3周目:乗車希望者なく、回送
 ・4周目:運客走行
 ・5周目:乗車希望者なく、回送
5周、3km走行しました。軸動ポンプが不調で、一度だけフィードバックバルブを開けたとき、水槽に水が戻ってきましたが、 以降は、まったく戻らず、ボイラーに給水できませんでした。やむなく、走行中もハンドポンプで給水していましたので、 運転操作が忙しくなりました。

 <良かったこと>
 ・4月以来、約5ヶ月ぶりの走行でしたが、5km走行できたこと。
 ・ボイラー蒸気圧の低下や水位の低下のピンチはなかったこと (回送があったことにより、一時的に蒸気の使用量が減少したことも影響しています)。
 ・倶楽部のメンバーの方から譲っていただいたウェールズ炭は、とても良いことが実感できたこと。

 <反省点>
 ・ボイラー蒸気圧の低下や水位の低下の防止に気をとられて、機械式給油器へのスチームオイルの補充を忘れたこと。 走行中、「カタコト」と音がしだしたのに、不調だった軸動ポンプからの音だと、勘違いしていました。
 ・走行途中に火かき棒を落としてしまったこと。 幸い、拾っていただきましたが、もし線路上に落とし、後続列車が脱線してしまったら大変でした。 しっかりと、反省します。

 今後、以前から不調のドンキーポンプと軸動ポンプの修理を行うこととします。 画像は走行を終えて、戻ってきたところです。

昼食のお弁当
 OS製MOUNTAIN 4−8−2C58138セントラル鉄道製 38631C50322のオーナーさまはじめ、 多くの同好の皆様と、2日間一緒に楽しめて、とても良かったです。 また、クロスランドミニ鉄道クラブの皆様にも、お世話になりました。 皆さま、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

(その11へ戻ります)  


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