(その11の続きです) C58138とオーナーさまです。
1年ぶりの再会です。今回も、どうぞよろしくお願いいたします。 オーナーさまは、全国各地の運転会などで活躍されているベテランの方ですので、
今回、スチームアップ方法を見学して、勉強させていただきます。 はじめに、おがくずを固めて作られたと思われる、着火剤を投入されました。 次に木炭を投炭します。 火室の中です。よく燃えています。 このぐらい大きな機関車ですと、私が使っているOS製の電動ブロアーでは力不足です。 パワーのあるブロアー(↓)を使い、 かつ延長煙突(←)を使い、通風を強力にしています。 石炭を投炭しています。ウェールズ炭とホンゲイ炭が混ざっているそうです。 どちらも着火性は良くないですが、発熱量は大きそうです。 運転室です。いっぱい機器があります。
これほど実機通りに作られている機関車は、数少ないと思います。 ボイラー蒸気圧が上昇してきました。0.3MPaぐらいでしょうか。 スチームアップが完了しました。オーナーさまがテンダーに乗り、発車します。
留め置いてある、列車編成の連結に向かいます。 私のOS製コッペルです。
せっかく持参したのですから、走行に向けて準備をします。 私は、着火剤→有煙炭→無煙炭(ウェールズ炭)の順に焚き、スチームアップを行います。 画像は、着火剤の上に有煙炭を投炭し、OS製の電動ブロアーから、盛んに煙を排出しています。 ・1周目:運客走行 ・2・3周目:乗車希望者なく、回送 ・4周目:運客走行 ・5周目:乗車希望者なく、回送 5周、3km走行しました。軸動ポンプが不調で、一度だけフィードバックバルブを開けたとき、水槽に水が戻ってきましたが、 以降は、まったく戻らず、ボイラーに給水できませんでした。やむなく、走行中もハンドポンプで給水していましたので、 運転操作が忙しくなりました。 <良かったこと> ・4月以来、約5ヶ月ぶりの走行でしたが、5km走行できたこと。 ・ボイラー蒸気圧の低下や水位の低下のピンチはなかったこと (回送があったことにより、一時的に蒸気の使用量が減少したことも影響しています)。 ・倶楽部のメンバーの方から譲っていただいたウェールズ炭は、とても良いことが実感できたこと。 <反省点> ・ボイラー蒸気圧の低下や水位の低下の防止に気をとられて、機械式給油器へのスチームオイルの補充を忘れたこと。 走行中、「カタコト」と音がしだしたのに、不調だった軸動ポンプからの音だと、勘違いしていました。 ・走行途中に火かき棒を落としてしまったこと。 幸い、拾っていただきましたが、もし線路上に落とし、後続列車が脱線してしまったら大変でした。 しっかりと、反省します。 今後、以前から不調のドンキーポンプと軸動ポンプの修理を行うこととします。 画像は走行を終えて、戻ってきたところです。 昼食のお弁当
OS製MOUNTAIN 4−8−2、
C58138、セントラル鉄道製 38631、C50322のオーナーさまはじめ、
多くの同好の皆様と、2日間一緒に楽しめて、とても良かったです。
また、クロスランドミニ鉄道クラブの皆様にも、お世話になりました。
皆さま、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。(その11へ戻ります) |