今回のテーマは 5インチゲージの”C56124” です。前テーマでも5インチゲージのC56を紹介しましたが、
別の機関車です。どちらも動輪舎製ですが。実機のC56124はC56123と共に、長く七尾線で活躍し、
最後は木曽福島で活躍し、現在は長野県安曇野市に静態保存されています。オーナーさまは本機製作のため、
安曇野市まで実機を見に行かれたそうです。 ”C56124”
”完成し、はじめての走行”だそうです。前夜、そうお伺いし、私はワクワクしています。 テンダーのナンバープレートと、後部探照灯です。 オーナーさまの車の後部には、テンダー、本体、走行に必要な道具類が満載です。
テンダーは布で覆われています。大切な機関車ですし。 オーナーさまが我が子のように”C56124”に接しておられます。 →は運転室の一部を取り外し可能にしたもののようです。
↓はコンプレッサーのようです。何に使うのでしょうか? C56の運転室がよく見えます。 C56124の運転室
@:フィードバックバルブ(軸動ポンプからの給水量の調整弁) 右に回して閉めると、テンダーの水タンクに戻らずボイラーに入ります。 走行中、ボイラー圧力計と、水面計(ボイラー水位)を見て、適宜操作(開閉)します。 A:ネジ式逆転機 実機と同様のネジ式です。クルクルと回します。 B:シリンダ―排水弁の作用テコ(ドレンコックレバー) 実機は前に倒すと開くようですが、模型も同様でしょうか。 C:水面計 ボイラー水位を見ます。重要な機器です。 D:ブレーキ弁 オーナーさまのこだわりがみえます。 E:軸動ポンプの圧力計 これを装備している機関車をはじめて見ました。 F:焚き口戸 実機同様の作りです。 G:ハンドポンプのレバー ハンドポンプ本体は見えませんが、レバーの右側の機関助手席あたりに有ります。 H:ドンキーポンプ(蒸気駆動の給水ポンプ)の作用コック いずれ付けるドンキーポンプ用の蒸気コックです。 I:通風弁(ブロアーバルブ) 走行中も少し開けておいた方が調子が良いようです。 J:インジェクターの作用コック インジェクターを使うと、すばやくボイラーに給水できます。 短時間に大量に給水されますので、コックを開けている時間は短時間です。 K:汽笛弁 下に押すと鳴動します。 L:外部のコンプレッサーより圧縮空気を取り込むバルブ M:シリンダ―圧力計 シリンダ―内の圧力を表示します。実機に付いていますが、ライブスチームでははじめて見ました。 N:(テコ式)加減弁ハンドル ライブスチームではネジ式が多いですが、実機同様のテコ式です。”グッと引く”と発車します。 O:ボイラー圧力計 水面計と同様に重要な機器です。 P:汽笛のハンドル 実機同様に機関助手側に付いています。形状も良く似ています。 (その2に続きます) |