ライブスチームの運転


97. 5インチゲージ C56124  (その1)  (H28.8.28掲載)

 今回のテーマは 5インチゲージの”C56124” です。前テーマでも5インチゲージのC56を紹介しましたが、 別の機関車です。どちらも動輪舎製ですが。実機のC56124はC56123と共に、長く七尾線で活躍し、 最後は木曽福島で活躍し、現在は長野県安曇野市に静態保存されています。オーナーさまは本機製作のため、 安曇野市まで実機を見に行かれたそうです。

”C56124”
C56124

C56124
”完成し、はじめての走行”だそうです。前夜、そうお伺いし、私はワクワクしています。


C56124
テンダーのナンバープレートと、後部探照灯です。


C56124
オーナーさまの車の後部には、テンダー、本体、走行に必要な道具類が満載です。 テンダーは布で覆われています。大切な機関車ですし。


C56124
オーナーさまが我が子のように”C56124”に接しておられます。


C56124
は運転室の一部を取り外し可能にしたもののようです。 はコンプレッサーのようです。何に使うのでしょうか?


C56124
C56の運転室がよく見えます。


C56124の運転室
C56の運転室

@:フィードバックバルブ(軸動ポンプからの給水量の調整弁)
  右に回して閉めると、テンダーの水タンクに戻らずボイラーに入ります。 走行中、ボイラー圧力計と、水面計(ボイラー水位)を見て、適宜操作(開閉)します。

A:ネジ式逆転機
  実機と同様のネジ式です。クルクルと回します。

B:シリンダ―排水弁の作用テコ(ドレンコックレバー)
  実機は前に倒すと開くようですが、模型も同様でしょうか。

C:水面計
  ボイラー水位を見ます。重要な機器です。

D:ブレーキ弁
  オーナーさまのこだわりがみえます。

E:軸動ポンプの圧力計
  これを装備している機関車をはじめて見ました。

F:焚き口戸
  実機同様の作りです。

G:ハンドポンプのレバー
  ハンドポンプ本体は見えませんが、レバーの右側の機関助手席あたりに有ります。

H:ドンキーポンプ(蒸気駆動の給水ポンプ)の作用コック
  いずれ付けるドンキーポンプ用の蒸気コックです。

I:通風弁(ブロアーバルブ)
  走行中も少し開けておいた方が調子が良いようです。

J:インジェクターの作用コック
  インジェクターを使うと、すばやくボイラーに給水できます。 短時間に大量に給水されますので、コックを開けている時間は短時間です。

K:汽笛弁
  下に押すと鳴動します。

L:外部のコンプレッサーより圧縮空気を取り込むバルブ

M:シリンダ―圧力計
  シリンダ―内の圧力を表示します。実機に付いていますが、ライブスチームでははじめて見ました。

N:(テコ式)加減弁ハンドル
  ライブスチームではネジ式が多いですが、実機同様のテコ式です。”グッと引く”と発車します。

O:ボイラー圧力計
  水面計と同様に重要な機器です。

P:汽笛のハンドル
  実機同様に機関助手側に付いています。形状も良く似ています。


(その2に続きます)  


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