(その1の続き) C56124の運転室内の機器を一つひとつアップで見ていきます。 @:フィードバックバルブ(軸動ポンプからの給水量の調整弁)
写真中央の黒い円柱状(↓)のものが、フィードバックバルブです。
機関士席あたりに配置されています。写真左側の窓から手が入り、比較的開閉操作がし易いです。
下部にあると手が届きにくいのですが、窓の高さまで上に伸ばしてあるので、操作がし易くなっています。 A:ネジ式逆転機
写真下部に逆転機ハンドル(↑)が見えます。
操作し易くするため、運転室中央に少し寄せてあります。
逆転機ハンドルの左上に歯車(黄色の円に溝が切ってある)、掛金が見えます。実際に歯車の溝に掛金を掛けて、ロックできます。
その上には目盛箱が見えます。実機では指針が中央(ミッドギア)より上にあると前進で、下にあると後進のようですが、
この点も同じなのでしょうか。今度、よく見てみます。 B:シリンダ―排水弁の作用テコ(ドレンコックレバー)
逆転機ハンドルの下に配置されています。実機では機関士席の左側にありますが、
逆転機ハンドルと同様に操作し易いよう、運転室中央に少し寄せてあります。 C:水面計
写真中央に水面計のガラスが見えます。ガラスの直径はOSコッペルより太そうで見やすいです。
なお、ガラスを横切る横棒は、加減弁ハンドルです。 D:ブレーキ弁(制動弁脚台)
写真上部にハンドルが2つ見えます。実機は上のハンドルが単独ブレーキ弁で、
下のハンドルが自動ブレーキ弁ですが、同じでしょうか?。今度、よく見てみます。 E:軸動ポンプの圧力計
制動弁脚台のやや後ろに配置されています。フィードバックバルブを閉めると、
ボイラーに給水されますが、この時、ボイラーの圧力に勝たない(ボイラーの蒸気圧より高圧でないと)と給水されません。
軸動ポンプは模型(ライブスチーム)の世界の独自の機器ですので、この圧力計は実機には無いものです。
どのように振れるのでしょうか?興味津々です。 F:焚き口戸
焚き口戸の中心には「のぞき穴」が実機同様に作りこんであります。
それにハンドル部の作りも実機同様です。早く投炭したくなります!!!。 G:ハンドポンプのレバー
レバーは抜き差し可能です。使用するときはこのレバーを前後動します。
通常は軸動ポンプで給水しますので、あまり使用しませんが、”イザ”というときのために必要で、
重要な機器です。なお、軸動ポンプと同様に実機には無く、模型(ライブスチーム)独自の機器です。 H:ドンキーポンプ(蒸気駆動の給水ポンプ)の作用コック
I:通風弁(ブロアーバルブ)
J:インジェクターの作用コック
左から、ドンキーポンプの作用コック、通風弁、インジェクターの作用コック(蒸気弁ハンドル) です。
よく見ると3つ共、微妙に形状が異なります。インジェクターの蒸気弁ハンドルにはちゃんと角?(↓)があります。
実機に詳しい方はハンドルの形状からインジェクターだと分かるかもしれません。 K:汽笛弁
前の写真のインジェクターの作用コックの右側に配置されています。下に押すと鳴動します。 L:外部のコンプレッサーより圧縮空気を取り込むバルブ
実機でもこのようなバルブはあるのでしょうか? ”無火の機関車に火を入れる場合、
有火の機関車から蒸気をもらってブロアを効かす”と本で読んだ記憶があります。
その時の取入れ用のバルブに相当するように思われます。OS製ライブスチームには付いていないと思われますが。 M:シリンダ―圧力計
この圧力計の最大目盛は0.6MPaです。ボイラーの圧力計と違って、
走行時、どのように針が振れるのでしょうか? 興味津々です。 N:(テコ式)加減弁ハンドル
前のテーマで紹介したC56の加減弁ハンドルは、縦向きで屋根の上から少し出ています。
このC56は実機同様の横向きで、運転する気をそそります。 O:ボイラー圧力計
圧力計の最大目盛は1.0MPaです。銅パイプは写真の通り2回円を描いて、圧力計に接続されています。
蒸気が直接ブルドン管に作用するのを防ぐためかと思います。 P:汽笛のハンドル
実機同様に機関助士側にあります。上から下がっており、下に引くと鳴動するものと思われます。 (その3に続きます) |