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オルソケラトロジーの方法


 前谷眼科医院のオルスケラトロジーをされている方が、2004年の1月7日で、30人になりました。お陰様で、順調にのびて来ています。今までの成果で、あることがわかって来ました。それは・・・

開始するレンズ決定が一番大切だということです。
 
 最初のレンズをいかに、上手くあわせるか、そのためにはどうしたら良いか?、それを考えた末に、今までとレンズ処方を変えることにしました。今までは、希望された患者さんに、眼科施設内でトライアルレンズを装用してもらい、1〜2時間やすんでもらったあとに、効果を判定してもらい、その時点で注文していました。その方法でも、良いのですが、より確実にする方法を見つけました。それは・・・
 
トライアルレンズで一定期間試してもらうという方法です。

私は、この期間を初期検査期間と命名しました。


 このことで、患者さんが自分で使いこなせて、視力回復も納得いった時点で、ご自身のレンズを注文して頂けるということになります。私は、この方法をあみだした時、自分は何て偉いんだろうと思いました。しかし、この方法には、落とし穴がありました。それは・・・


お試し期間中にレンズの破損・紛失が、あり得るということです。


 始めてコンタクトレンズをされる方が、ほとんどです。当然のことです。事実、そういう患者さんが出て来られました。そうなった場合どうするか、・・・。全額、患者さんに負担してもらうか?それでは、あまりに気の毒です。ですから・・・



お試し期間中の紛失・破損は、患者さんに半額負担してもらうことにしました。


 これにより、上手くいくと思います。皆さんは、如何思われますか?

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 下記に、前谷眼科医院で患者さんと交わす、新しい承諾書を掲載します。参考にしてください。全額は、全契約期間(初期検査期間と本契約)で、10,5000円(消費税を含む)にしました。以前に比べて、消費税分高くなったいますが、これで患者さんに負担なく、より確実なものが提供できると思います。


―治療承諾書―

担当医 前谷 悟殿

オルソ・ケラトロジーの治療をするにあたり、下記の内容にて承諾します。

(1)私は、この度オルソ・ケラトロジーによる近視及び乱視矯正治療を開始するにあたり、この治療の適応や問題について説明を受け、これを理解し同意しましたので、この治療を受けることを承諾します*。

―治療の適応及び問題点―

適 応;中等度の近視(高度近視・病的近視または乱視の強い方は適応外)

問題点;通常のコンタクトレンズと同様の角膜障害(角膜上皮浮腫,角膜実質浮腫,点状表層角膜症,角膜びらん,角膜潰瘍,角膜内皮減少及び形態異常),アレルギー症状または二次的な細菌感染症を発生する可能性がある。角膜の形状を変化させることに対する長期の安全性は未だ確立されていない。

(2)治療開始より、しばらくの期間(希望の視力回復がみられるレンズが見つかるまでの期間)は、当眼科のトライアルレンズを使用します。この期間を初期検査期間として、始めるにあたり、35,000円払います。このお金には、検査代・目薬代・ケア用品代が含まれます。その期間に視力回復の有効性が確認できない場合は、初回検査料(20,000円)を除き返金してもらいます。この期間は、最長3ヵ月です。満足がいく視力が出なかった場合にも、以降の治療を希望された場合は、お金を入金して、レンズを注文して治療にあたります。ただし、この期間にレンズを破損・紛失された場合は、トライアルレンズの代金(通常25,000円で、規格外レンズの場合30,000円)の半額を支払います

(3)希望どおりの視力が出た場合に、そのレンズを注文します。その際注文レンズを受け取られた時点で、トライアルレンズは返納し、本契約として70,000円(消費税を含む)を納めます。このお金は、レンズ代金と、それ以降4ヶ月の期間の検査代金が含まれます。目薬代・ケア用品代などがは含まれません※。

(4)それ以降の定期検査については、通常検査(2ヶ月毎)2,000円といたします。

(5)この治療に関するレンズを破損および紛失された場合は、初回検査日より1年以内は、1枚25,000円(税込み)となります。それ以降は1枚2,6000円(税込み)となります。ただし、規格外(-5.0D以上の近視・ベースカーブ46.25以上)の場合は、1年以内は、1枚30,000円(税込み)となります。それ以降は1枚3,1000円(税込み)となります。

(6)担当眼科医の指示および定期検査を守らないで発生した眼障害やその他の障害につきましては、装用者側の責任となります。

   オルソ・ケラトロジー治療用レンズについては、厚生労働省の認可がおりてません。また臨床データーの蓄積がないため、長期の安全性については不明です。そのため当院の指示は必ずお守り下さい。定期検査は、必ず受診されるように御願いいたします。

  ※目薬代金・ケア用品代金が、私の予想以上にかかることがわかり、平成16年10月12日から患者さんに負担してもらうことになりました。宜しくお願いします。



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