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加齢性黄斑変性症

 加齢性黄斑変性症は、物を見る中心部(黄斑部)に出血が出る病気です。


 先日の日本臨床眼科学会での話では、色々なタイプ(3つ)があるとのことでした。治療もそのタイプにより異なります。


 治療を行うには、最低蛍光眼底撮影(血管造影)検査を行い悪いところをはっきりさせる必要があります。
 その上で、治療を開始します。
 光凝固治療は、割とどのタイプでも治療がおこなわれます。劇的に視力が良くなることは、あまりありませんが、それなりに効果をあげてます。

加齢性黄斑変性症の発症時の眼底写真

突然の視力低下・歪みを訴えて、受診されました。

ものを見る中心部(黄斑部)に、大きな変性巣が見られました。

視力は、0.1に低下していた。
蛍光眼底写真

蛍光眼底撮影を行うことによって、良くない血管が黄斑部付近にあることが、わかりました。
加齢性黄斑変性症の光凝固治療後の眼底写真

良くない血管が、活動できないように網膜光凝固治療を行った。

3ヶ月後良くないところは、枯れて来た(左眼底写真)

1年後、現在視力は0.2で、歪みはなくなった。


 硝子体手術は、症例を選んで行う必要があります。視力が改善する症例もあります。しかし、効果が期待できる方法ほど、手術浸襲が大きく、専門施設での手術が望ましいとおもわれます。


 いずれにせよ、詳細な検査が必要です。
 

(平成13年10月25日作成)


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