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ぶどう膜炎

 ぶどう膜炎は、目の中に炎症が起こる病気です。白目のところに炎症がでる結膜炎に比べて、大変な病気といえるでしょう。


 そもそも、ぶどう膜というのは、場所によって名前をかえます。目の前のところを虹彩(こうさい・一般には茶目という)と水晶体を支えている毛様体(もうようたい)と、網膜を栄養している脈絡膜(みゃくらくまく)です。3つの膜を合わせてぶどう膜なのです。


 この膜は、とても大切な膜で、血管を沢山もっているため、全身の病気と合併しやすいところです。ですから、この病気になった時は、必ず採血して、詳細な検査をしてください。合併症としては、サルコイドーシス・ベーチェット病・結核・犬回虫症・トキソプラズマ症など、沢山あります。もちろん、原因不明というのもあります。


 治療は、点眼・内服・結膜注射などがあります。一度軽快しても、再発することもあります。


 

(平成13年12月19日作成)


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