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オーヴェルの教会

 私が、ゴッホを最初に観たのは、新婚旅行で、パリのオルセ美術館に行った時でした。その時、ゴッホだけは観たことを鮮明に憶えてます。ビデオも撮ってました。下の絵が、その時最も印象に残っている『オーヴェルの教会』です。1890年の6月の制作で、縦94.0cm×横74.5cmで、キャンパスに描かれてます。幽霊が出てきそうな教会は、波うち歪んでます。実は、この教会の絵は、教会の後ろ(裏)を描いた絵です。ただ、左下の教会に向う女性が、私は何となく気になりました。この絵は、ゴッホの心の中を反映していると言われてます。


 ゴッホ(1853〜1890)は、画家になる決意をするのが、27歳の時です。狂言自殺をはかり亡くなるのが、37歳です。制作期間は、わずか10年の間に、2,000点も作品を残しています。生前にゴッホの売れた絵は、『赤いぶどう畑』だけです。


 

オーヴェールの教会

 この絵を、再び今年の春観ることができました。背景の青と、ゆがむ教会、『妖怪人間ベム』の世界のようでした。では、女性はベラか・・・。

(2003年8月27日作成)


オマージュ・ゴッホ