ホームフェルメールの新発見>何故フェルメールでなければならないのか(1)?

何故フェルメール(1)?

 私は、フェルメールの陶酔していく自分の中で、ふと疑問を抱きました。「沢山の作家がいるなかで、どうしてフェルメールがここまで支持されるのか?」「何故皆フェルメールが好きなのか?」


 そこには、フェルメール作品にしかない時代を超えたものがあるのではないでしょうか?フェルメール作品は、日常いつの時代にもあるものを題材にしたことが、ここまで支持されるひとつの要素だと思います。


 そして、答がないことも、この作品の魅力なのです。答は、観る人が、自分の人生を照らして見るのです。例えば、手紙を題材とした、女主人と召使いの作品が三作あります。

恋文 婦人と召使い 手紙を書く婦人と召使い
恋文 婦人と召使い 手紙を書く婦人と召使い

 この女主人のもとに、手紙を運んで来た召使を皆さんは、どのように思いますか?例えば、私は、真ん中の召使は誠実そうだか、あとの二人は、何となく胡散臭そうで、信用できないと感じました。でも、人によっては、皆親切な良い召使いで、女主人を助けていると、観る人もいると思います。詳細は、各ページにリンクして見てみてください。


 観る人が、いつのまにか、一生懸命考えて見るのがフェルメール作品なのです。皆のフェルメール作品といえるでしょう。皆覗き見しているのです(^-^)。

ホーム   戻る