斑入りの話
平成17年6月18日


  実生の柄物です。親とは似ても似つきません。そんなわけで、表面上見栄えのしない親からでも、こんな子供ができますんで、葉芸の実生も面白ものです。



  ハッキリとした斑ではありませんが、全体に細かく模様が入ります。「砂子斑」に該当するのかもしれません。


  我が家での実生からの選別株です。親の斑は僅かで、消えたり出たりで不安定ですが、子供は常時このくらいの出方はします。


  このページのTOPの画像の親株です。騙されてはいけいないのは光線の具合で比較的鮮明に赤味が出たことです。


  白地に緑。「胡麻斑」とでも言えばいいでしょうか。白くなりすぎてしまって、モ一つ葉にツヤが無いのが残念です。


  これくらいの斑の乗り方だと株も元気がいいです。よく増える株です。


  実生深覆輪の株です。全部の葉にこれくらい覆輪が乗ってくれるといいのですが、実際はマチマチです。実生を繰り返すことで固定できますでしょうか。

  以上のように我が家の「斑入り」の雪割草はおおかた実生が利きます。従って、そうしたものは値段も割安で入手しやすいです。実生だと分かっているのに高価なものは興醒めしてしまうということもあります。マア、そうは言っても持っていないことには始まらないわけですが・・・