2001年09月11日はアメリカ合衆国の国民である人たちには忘れられない日になるだろう。
そして不幸にも待き添えを食らった人たちにも忘れられない日になるだろう。
しかし、JAL123便の時には知人が死んだため、いまだに冷静に事故を見つめられない俺は
今度の事件の時に思った。
「100人単位で人が死につつあるのに、俺には『今、自分の息子が泣くのをどうあやすか』の方が重要だ。」
こんな近くの事しか見えない奴の言葉なんだから、あまり真剣に取らないほうが賢明だ。
 

今回のテロ計画は(その後の報復について考慮に入れないのならば)非常に効果的な計画だと思う。
というか、なぜ、いままでのテロリストが採用しなかったのか、というくらい効果的だ。

あれだけの破壊力を出すためにはどれだけの火薬が必要なのか?
少なくともちょっとした大型の対地ミサイルは必要だろう。
そんな武器を入手するのは非常に手が折れるが(というより、アシがつく)
中型旅客機の質量ならば対地ミサイル程度の破壊力は出せる可能性がある。

それに、コストの問題も考慮に入れると破天荒では無い様に思える。
建造物を破壊できる対地ミサイルの価格は僕は買った事がないのでわからないが、
旅客機をミサイルに見立ててハイジャックするのならば、
「ハイジャックする為の要員(ある程度の練度は必要)とある程度の腕前のパイロットと機内を制圧するための武器」
で事足りる。(包丁一本でハイジャックされた事件があった事を記憶しているだろうか?)
戦闘員の生命込みで、どっちの方がコストが高いか、(アシがつく)リスクが高いか、
を考えたなら、決して悪い算盤勘定ではないのかもしれない。

何よりも地上からの攻撃は阻止される可能性はそれなりに高いが、
空からの攻撃は一旦飛び立ったら、「撃墜しなければ阻止する事ができない」のだ。
これはアメリカやNATOが中東やユーゴで嫌というほどした手法なのではないか?
まさか自分達に同じ方法論でテロが行われるとは思ってもいなかったろうけれど。

そうなるとこの計画の重要なところは「いかに漏洩せずに計画を実行できるか?」
「旅客機を飛ばせるパイロットをどうやって確保するか?」
に尽きるだろう。

確かボストンのアジトと見られる場所にアラビア語で書かれた今回のボーイングの操縦説明書が
見つかった、とされているが、それだけで飛行機の操縦はできるものではない、と思える。
くだんの包丁でハイジャックした奴はフライトシュミレータの愛好家だったらしいがまともに飛ばす事はできなかった。
だから「最低限、大型の飛行機(爆撃機?)を操縦した経験のあるパイロット」を確保する必要がある。

個人的には旅客機の乗客、乗組員の中で、大型飛行機の操縦経験のありそうな人物がいたのか興味がある。
もしかしたら、そのパイロットはアラブ人ではないかもしれない。
北朝鮮?、旧ソ連の元パイロット?、ベトナムの帰還兵?
特に考えられるのは旧ソ連のパイロット。
後に残す家族のために大金を積まれればOKする人間がいるかもしれない(あくまで憶測だが)

後、旅客機のハイジャックというのは別の意味で効果的だ。
「一緒に乗った乗客=人質」になるのだから、守る側には躊躇が発生する(可能性がある)
相手が躊躇(してくれるのならば)成功する可能性は高くなる。
相手が阻止しようとするのならば、それは「撃墜」以外には有り得ないのだから、
「撃墜」すれば、その事実が知られたら国内外に投げる波紋は大きくない。

僕がテロリストで「手段を選ばない」のであれば、その後の報復を考慮しないのならば、
今回の計画は充分選択の一つに入るだろう。
そして、守る立場であるならば、躊躇なく「阻止」するだろう。
つまり「撃墜」を命じる、という事だ。
但し、僕が「撃墜を命じられたパイロット」であったならば、引き金をひけるかどうかはわからない。
・・・・命令する者にとっての命の重さ、実際に手を下す者にとっての命の重さは違う、という事だ。

「おい、おまえ、何が言いたい。
 するってぇっとなにかい。今回は撃墜された可能性があるって事かい?」
 
 
 

その通り。
 
 

僕は、ピッツバーグで墜落したニューアーク発サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便は
米軍の戦闘機(F16?orF14?)によって撃墜されたと考えている。

根拠はいくつかある。
あの日の夜、リアルタイムで惨事を見ていた時、速報が入った。
「まだ一機、ハイジャックされている旅客機が有り、アメリカ国防総省に向かって飛行中との事です。
 これに対応する為、F16がスクランブル(緊急発進)したとの事です。」
この後、しばらくしてからユナイテッド93便は墜落したとの報道があった。

ここで考えて欲しい。
「対応するためF16がスクランブルした」という事はどういう事か?
それは「ペンタゴンへの突入を阻止する」という事だ。
とるべき手段はひとつしかないではないか?
それにこのスクランブル発進したという報道については、TV、インターネットを通して
フォローの報道が無い。
まるで報道したくないようだ。

それに、この便の墜落現場を見ているとちょっと気になった。
墜落の仕方がどのような状況かはわからないが、機体は跡形もなく粉々、という印象を受けた。
それに消火活動も他の2個所の事故の状況に比べると、あまりにも貧弱な消火体制だった。
・・・・まるで生存者は最初からいない、とわかりきっているような・・・。
(まさか、とは思うが、「生存して欲しくない」という事が働いていた、とは思えないが・・・)

この便が単独で墜落したとは思えない。
今回の計画は素人の俺から見ても、非常にうまく計画された犯行だ。
だから、一機だけ制圧に失敗したとか、操縦ミスで墜落するようなミスは考えにくい。
この機体が「墜落を目的にした」なんてのは問題外だ。

何よりもその後で件のスクランブルの件が何一つ報道されていないのも気にかかった。
しばらくニュースサイトや掲示板を徘徊していた時に、見つけてしまったのだ。

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http://cnn.co.jp/2001/US/09/12/911.call02/index.html

            夫に最後の「グッバイ」 乗員が携帯電話で

                  2001.09.12
                  Web posted at: 11:45 PM JST (1445 GMT)

                     (CNN) ハイジャックされた4機の民間機からは乗員と乗客が携帯
                  電話を使って、家族や上司に犯行の様子や悲痛な叫びを伝えてい
                  た。

                     国防総省に衝突したワシントン・ダラス発ロサンゼルス行きのアメリ
                  カン航空77便には、司法省幹部のセオドア・オルソン訟務長官の
                  妻、バーバラさん(45)がいた。バーバラさんはハイジャック後、携帯
                  電話から夫に2回にわたって電話。「ナイフのようなものを持ってい
                  る」と犯行の様子を伝えていた。

                     バーバラさんは、CNNのコメンテーターも務めている。夫に、「パイ
                  ロットにどう言えばいいか」とも聞いていた。

                     また、ボストン・グローブ紙によると、世界貿易センタービルに衝突
                  したボストン発ロサンゼルス行きアメリカン航空11便からも、乗員の
                  一人が上司に電話していた。この乗員は犯人について「ビジネスクラ
                  スに座っていた中東出身者のような男が、乗客と乗員数人を刺した」
                  と伝えていた。乗員は「ハイジャックされた」などと状況を伝えていた
                  が、ビルに衝突する直前、「高度を下げている。オー・マイ・ゴッド(何
                  てこと)。落ちていく」と話したのが最後の言葉だった。

                     さらに、ボストンの航空当局筋によると、ボストンを発った2機のうち
                  1機のスチュワーデスが夫に電話で「グッドバイ」と伝えていた。

                ペンシルべニア州に墜落したユナイテッド航空93便の乗客と見ら
             れる男性からも、墜落直前に「ハイジャックされている」との非常電話
             が入っていたことも分かっている。墜落の数分前に、男性から911
             (警察、消防用の緊急電話番号)で「私たちはハイジャックされてい
             る」との通報があった。この男性は機内のトイレから、通報していたと
             見られ、いたずら電話ではないと繰り返していた。通信指令責任者に
             よると、男性は爆発音が聞こえて機体から白い煙が出ていると話して
             いたが、その後通信が途絶えてしまった。

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今回のハイジャックでは実行犯はいわゆる銃火器類を持っていない、という事らしい。
そうなると、「機体を爆発させるのは不可能」と考えて良い。
では「機体を爆発させるような要因」は一つしか考えられないのだ。
「戦闘機による、ミサイル、または機関砲による攻撃」である。
ちなみに、この件の報道は、俺がTVを見ている限り、見つける事はできなかったし、
新聞社のサイト、Yahoo!Japanのニュースサイトでも見つける事はできなかった。

でも、もっと気になる事があった。
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http://www.cnn.co.jp/2001/US/09/12/911.call.ap/index.html

             「ハイジャックされた!」の非常通報 墜落直前の機内から

                  2001.09.12
                  Web posted at: 5:57 PM JST (0857 GMT)

                     ペンシルベニア州シャンクスビル(AP) 11日、ニューヨークとワシ
                  ントンへのテロ攻撃の直後にペンシルバニア州ピッツバーグ付近で
                  墜落したユナイテッド航空93便(ボーイング757)の乗客と見られる
                  男性から、墜落直前に「ハイジャックされている」との非常電話が入
                  っていたことがわかった。現場付近を担当する緊急通信指令責任者
                  が明らかにした。米連邦捜査局(FBI)は依然、この航空機がハイジ
                  ャックされたとの断定は下していないが、非常電話のテープを詳しく
                  調べている。

                ニューアーク(ニュージャージー州)発サンフランシスコ行きのユナ
             イテッド航空93便は、11日午前10時ごろ、ピッツバーグから南東
                  に130キロほど離れた林間部で墜落した。現場に近いウェストモア
                  ランド郡の通信指令責任者グレン・クレイマー氏によると、墜落の数
                  分前に、男性から911(警察、消防用の緊急電話番号)で「私たちは
                  ハイジャックされている」との通報があった。この男性は機内のトイレ
                  から、携帯電話を使って通報していたと見られ、いたずら電話ではな
                  いと繰り返していたという。

                     クレイマー氏の話によると、この男性は、飛行機が落ちていくと訴
                  え、爆発音が聞こえて機体から白い煙が出ていると話していたが、そ
                  の後通信が途絶えてしまった。

                     FBI当局者はこの報告を受け、「現時点では墜落がテロだったとは
                  言い切れないが、その可能性は高いようだ」と語っている。

                ユナイテッド航空93便には、乗員7人、乗客38人が乗っていた
             が、生存者は確認されていない。レーダーの記録によると、同機は
             オハイオ州クリーブランド上空に達する手前で突然方向を変え、ペン
             シルベニア州方面に引き返した。墜落現場の地面は深さ約3メート
             ル、長さ約6メートルにわたってV字型にえぐられ、粉々になった破片
             が周囲に飛び散っている。

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ちょっとでも「あれっ」って思った人はなかなか鋭いと思う。
他の3機はどれもロサンゼルス行の便なのだが、この便だけはサンフランシスコ行きなのだ。

これについては「ロサンゼルスも充分遠いではないか」という指摘を受けたが、
この場合は、途中にどんなルートを通るか、そして積載燃料はどのくらい有るか、が重要なのではないか、
と思う、「積載燃料多い→飛行機の重量重い→当たった時の衝撃大きい」である

しかも一説にはアメリカ国防総省への突入第二陣とも、ホワイトハウスに突っ込んだとも
キャンプデービッドに突っ込んだとも誤認されていた機体なのだが、
アメリカの地図をみてもらったらわかると思うが、オハイオ州あたりで
えっちらほっちら引き返して上記の三ヶ所に突っ込むにはいささか距離が有りすぎる。
「時間がかかりますからどうか撃墜してください」って言っているようなものだ。

ここまで綿密な計画を立てておきながら、一機だけそんな詰めのまずさを出すのはおかしい。
しばらく悩んだのだ。
下の画像を見るまでは。

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 http://us.news2.yimg.com/f/42/31/7m/dailynews.yahoo.com/h/p/nm/20010911/ts/mdf50861.html
                 
                                      A United Airlines jetliner crashed in western Pennsylvania
                                      September 11, 2001, apparently killing all 45 people on board,
                                      moments after a man believed to be a passenger called authorities
                                      by cell phone to say the Boeing 757 had been hijacked, officials
                                      said. 'We believe he was a passenger on board the United Airlines
                                      flight. He stated that the plane was being hijacked,' said Dan
                                      Stevens, spokesman for the Westmoreland Emergency Operations
                                      Center outside Pittsburgh. Investigators head into the debris field
                                      at the site of the crash near Shanksville, Pennsylvania. (Jason
                                      Cohn/Reuters)
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これはペンシルバニア州ピッツバーグ付近で墜落したユナイテッド航空93便(ボーイング757)の
墜落跡の映像である。

写真に写っている人の服を見て欲しい。
一目見た所、軍人には見えないし、ましてや消防隊員にも警察官にも見えない服を着ている。
どちらかというと、防護服に見える。
そう、細菌兵器や毒ガス兵器、放射能汚染などを防ぐ防護服だ。

放射能・・・・防護服・・・・・ペンシルバニア・・・・ピッツバーグ・・・・
!!!!!!!!!!!!

スリーマイル!!

ユナイテッド航空93便は「スリーマイルアイランド原子力発電所」にを目標に飛んでいたのではないか?
そうしたのならば、米軍機が撃墜をしたのは(心情的には理解したくないが)理屈は合う。
写真の登場人物達も念を入れて防護服を着ていた可能性がある。
やはり、この計画は非常に緻密だった。
無差別テロでここまで大規模で大胆に見えて、非常に緻密な計画は今まではなかった。

「4機目のハイジャック機のターゲット=スリーマイル原発」という考えはあまり語られていない。
実際のところ、僕が知っている限り二人しか言い出していない。
この説は衝撃が大きすぎる?
 

##########################################”

さて、犯行計画を非常に不謹慎ではあるが、誉めちぎったが、
現在の多くの人の関心は
「この犯行を行ったのは一体誰か?」という事だろう。

「何いってるんだ、こいつ、
あの怪しげなイスラムの男に決まっているじゃないか。」

ああ、ウサマ・ビン・ラディンね。
(いろんな所で彼に「氏」をつけているサイトが多いのだが、特に俺は尊敬していないのでつけない事にする)
俺もね、実行犯のリーダー格はあのおっさんだと思うよ。
でも、もう少し突っ込んで考えておきたい。
この件については今回は書かない、と考えていたんだが、
書く事ができなくなる可能性を感じてきたので、
どうしても書いておきたいんだ。

一番先に指摘しておきたいのは「ラディンは誰から金をもらったか?」という事。
ラディンはゼネコン事業で成功した大富豪、という事なんだけれど、
大富豪になるほど成功する可能性のあるゼネコン事業って?
そう、石油プラントだ。それ以外に考えられない。

ではそうなると、石油プラントを作るのに金を出したのはどこなんだろう?
普通に考えるならば石油会社、狭く言うなら「メジャー」だ。
つまりこうだ。
「ラディンのテロ行動のための資金は、元々メジャーが支払った金」であったという事だ。
メジャーは多分彼がテロ活動にいそしむなんで事、思いもしなかったんだろう。
しかし、メジャーは石油の独占をしたいが為、一握りの一族に大金を掴ませる事をしてきた。
変に民主主義が発生して独立する事の無いようにね。
だから、中東はいまだに王族なんてのが多い、ほとんどが石油成金なんだけれどね。
ラディンもその一人。
メジャーは自分が産み落としたテロリストに苦しめられる、という構図にハマっている。

でも、本当に「ハマっている」のだろうか?
一体今回のテロで本当に得をしたのは誰なんだろう?

今、アメリカは不況に入りつつあって、政治に対して非常に不満を持っている。
今回のテロでその不満の矛先はどこに向かったんだろう?
アメリカ国民の9割は報復に肯定的な意見を今回持った、という事らしい。

小ブッシュは対する仮想敵国を「ならず者国家」と言った。
ならず者国家って?
テロ活動を行ったり、テロリストを保護する国家の事を指しているらしい。
小ブッシュは具体的なターゲットを得る事ができたのではないか?

テロリストやゲリラと戦うのは非常に骨が折れる事だ。
それはベトナム戦争やアフガニスタン紛争を見ていればおのずとわかる。
長期戦になる事は間違い無い。
長期戦になれば、基本的な物資が大量に必要になる。
食料、燃料、火薬、・・・・
武器も沢山必要になる。
銃火器、弾薬、戦車、戦闘機、爆撃機・・・。

さてさて、今、アメリカの軍需産業は瀕死、という話だ。
なんせ戦争が無い、無ければ武器が売れない。
仕方が無いからレーガンの時に提案した「SDI構想」を持ち出して、
焼き直して「MD構想」というのを提唱している。
これがヨーロッパはおろか、日本の一部政治家にまで笑われている始末だ。
(つまり、それだけ使えない、という事なのだ)

軍需産業は戦争が欲しい、それも長期的な戦争を・・・・・。
さて、今回の小ブッシュの発言で小躍りしているのは誰なんだろう?

そして日本の株価は1万を割っちゃった。
多分このまま続けば、日本の企業はまたぞろ身売りをしなくちゃいけない。
それを安く買いたたくのは、いったい誰なんだろう。?

今回の事件で得をしているのは一体誰なんだろう。?

はっきりわかっている事がある。
それは今回沢山の死者を出した一般アメリカ国民ではない。
そして、喝采をしたパレスチナ人ではない。

今回のテロで得をしたのは誰だ?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2001/09/13
追伸(すみません、一旦アップしたものを修正しました。)

追伸なんて書くつもりも無かったのだけれども、
状況が許さなくなってきた。
今回のじけんについて、明らかな情報操作の匂いを感じ始めたのである。

この事件については、当初は書かないつもりであったのだけれども、
どうしても書きたくなったので、書く事にした。
僕の視点は他の人に比べてあまりにも違うらしいので、
まさ「テロ憎し、暴力憎し、イスラム過激派許すまじ」という人たちに、
一応「こういう見方もあるんだよ。」というのを提示したかったのもある。
 

「卑劣なテロ行為」というのは、テロを行った立場からしてみれば、誉め言葉である。
それだけ相手にインパクトを与えた、という事なのだから。
但し、93便の目標が僕の予想した通り、スリーマイル島原子力発電所であるならば、
今回のテロ計画は最後の仕上げの段階で「しくじった」事になる。
本来ならば一番成功させたい目標を一番に持っていくべきだったのだが。
メッセージとしては一番最後に持ってきたかったのだろう。
また、軍部の目をWTCとペンタゴンに向けている間に・・・というのも有ったのかもしれない。

今回の報道で気に入らない点があった。
大喜びをしたパレスチナ人の放送である。
あれを見れば多くの人は「ああ、やっぱりアラブの犯行か」と思うに決まっている。
でも、きちんと考えないといけないのは、
「アラブの民衆は欧米人、ユダヤ人にどれほど抑圧されてきたか」という事だ。
多分アメリカ国民は考える事はできないだろう。
(実際アメリカ国内ではアラブ系アメリカ人に対する暴力事件が急増している)
せめて日本人は「中東問題」をできるだけ公平に見る努力をしたい。
しかし、そうなると「中東問題」を起こした張本人達を知る事になるのだが・・・・。

この文を一回書いて、しばらくして、ある事に気がついた。
これをくどくどと流しているのはなぜ何だろう?
少なくとも同時進行の惨事を見ているアメリカ人の
神経を逆なでしているとしか思えない。
しかし、あの映像をあのタイミングで見た人はどう思った?
こいつら、たくさんの人が死んだってのに喜びやがって!
って思わなかった?
そう、あの一瞬、確かに僕らはアラブ人を憎悪したのだ。
これは明らかに、
「視聴者にアラブを憎ませるための世論操作」である。
僕もだまされるところだった。
 

それと非常に気に入らないのが、最近の報道発表である。
かなり恣意的な報道を感じられる。

一つは新事実がどれもアラブ(イスラム)系の犯行であるような印象を持たせる。
例えば、犯行グループが使っていたレンタカーの中にアラビア語の操縦マニュアルがあった、
という報道があったのだが、これさえかなり疑わしい。
ここまで緻密な計画を立てた犯行グループがわざわざ計画がばれるような愚をするのだろうか?
という事なのだ。

また、アメリカ国内で多数のアラブ人が「テロ計画に関与した疑い」で逮捕されている。
まだ確定している訳ではない。
しかし、これも「やっぱりアラブなのか」と思わせるには良い材料になる。

また、報道では
「情報や新事実を検討した結果、目標にはホワイトハウス、エアフォース1も含まれていた」
と発表されているが、その新事実や情報は提示されていないのではないか?<提示されていたら誰か教えて
それに、ホワイトハウスやエアフォース1を目標にするのは、あまりにも「当たり前すぎる」のだ。
報道では大きな衝撃という風な表現が使われているが、なんとナイーブな事か!
重要な物(者)をテロのターゲットにするのは当たりまえ」なのだ。
いまさらホワイトハウスも狙われていた、といわれていても全然驚かない。

そう言えば、なぜ、テロリスト達は「小ブッシュがワシントンから離れている」時に
テロを実行したのだろう?
計画が後戻りできない段階になって、小ブッシュはフロリダにいく事を決めたのだろうか?
それとも実際には大統領がフロリダにいく事を知っていて、敢えてその日に決行したのだろうか?
これだけでも十分悩む材料になる。
 

また、今回は機内からの携帯電話での実況中継(不謹慎な表現だが)があったわけだが、
ここに来てハイジャックされた機内からの携帯電話の実況中継が増えているのだ。
少しおかしいと感じないだろうか?
今回の旅客機の乗客は割と少ない。
これだけ携帯電話を使っていたら、ハイジャック犯人にばれないのだろうか?
そしてどれもハイジャック犯人の詳細な記述が多い。
時間的にはそれほど飛行していないはずなのだが、それらを的確にレポートできるものなのだろうか?
それらをクリップしたものを次に提示しておく。

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09/13 05:23 時: ◎墜落のUA機で取っ組み合いか=首都攻撃回避へ抵抗−米議

◎墜落のUA機で取っ組み合いか=首都攻撃回避へ抵抗−米議員
 【シャンクスビル(米ペンシルベニア州)12日AFP=時事】米国の同時多発テロ
事件で、ペンシルベニア州選出のジョン・マーサ下院議員は12日、同州内に墜落した
ユナイテッド航空(UA)機の乗員が、首都ワシントンへのテロ攻撃を避けるため、乗
っ取り犯に抵抗した形跡があると述べた。
 マーサ議員は「(乗っ取り犯の)標的はワシントンだった」との見方を示した上で、
「機内では(乗っ取り犯との)取っ組み合いがあり、勇敢な人が『どうせ死ぬなら、い
っそここで墜落させよう』と考えたと結論づけられる」と語った。
 同州に墜落したUA機は、同時テロで乗っ取られた民間旅客機4機のうちの1機で、
機内の墜落前の様子に関し、搭乗客の男性が妻に電話し、「われわれは全員死ぬけど、
その前に何か行動を起こす」と話したことなどが伝えられている。 

[2001-09-13-05:23][時事通信社]
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09/13 07:46 共: 犯人と格闘して墜落か 乗客の母親が指摘 ペンシルベニア州

 【シャンクスビル(ペンシルベニア州)12日ロイター=共同】
米中枢同時テロで乗っ取られた旅客機四機のうち、ペンシルベニア
州ピッツバーグ郊外に墜落したユナイテッド航空機は、乗客らが犯
人らと格闘するなどしたため、犯人の目指した目的地以外に墜落し
た可能性があることが分かった。同機に乗っていた息子と通話した
母親が指摘した。
 母親は同機が墜落する約十五分前に三十一歳の息子と機内電話を
通じて会話。息子は爆弾を持った三人の男に乗っ取られたと話した
。母親は、さらに別の乗客が妻に電話して、乗客らで犯人を攻撃し
たいと話していたことをまた聞きしたという。
 同機を乗っ取った犯人らは、墜落地点に近い米大統領の山荘キャ
ンプデービッドを目指していた可能性がある。
(了)
[2001-09-13-07:46]共同通信
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09/13 09:49 共: 「頭に赤い帯の3人組」 抵抗の乗客、家族に電話

 【ワシントン12日共同】米中枢同時テロで乗っ取られ、乗客の
抵抗で犯人の目的地を外れペンシルベニア州ピッツバーグ郊外に墜
落したとされるユナイテッド航空機の乗客が墜落直前に家族に対し
、機内の生々しい状況を伝えていたことが十二日、分かった。
 同日のワシントン・ポスト紙(電子版)によると、乗客はジェレ
ミー・グリックさん(31)。自宅にいた妻に携帯電話で「頭に赤
い帯を巻きナイフを手にした中東出身の三人組が、爆弾が入ってい
るという赤い箱を振り回している」などと説明した。乗客乗員は機
体後部に集められ、「操縦席は犯人が乗っ取った」と語ったという

 グリックさんは今月三日に誕生日を迎えたばかりで、ニュージャ
ージー州に妻リズベスさんと生後三カ月の娘がいる。死を覚悟した
のか、リズベスさんに「良い人生を送ってほしい。娘のことを頼む
」と述べたという。
 家族によると、グリックさんは電話で「ほかの乗客数人と共に、
ハイジャック犯を阻止する計画がある」と話しており、犯人への抵
抗を試みた後、犠牲になったもようだ。機体が犯人の目標からそれ
て山中に墜落したことで、巻き添えの被害が最小限にとどまったと
の指摘も出ている。
(了)
[2001-09-13-09:49]共同通信
************************************
題 名:  旅客機撃墜を否定せず FBI

 09/14 01:21 旅客機撃墜を否定せず FBI                     外信184

 【ニューヨーク13日共同】ロイター通信によると、米連邦捜査
局(FBI)当局者は十三日、米中枢同時テロの際にハイジャック
され、ペンシルベニア州に墜落した米ユナイテッド航空機が米軍機
に撃墜された可能性を否定しない、と述べた。         
 当初から米軍はユナイテッド機が首都ワシントンの目標に突っ込
むのを防ぐために同機を撃墜したとの情報が流れていたが、米国防
総省は強く否定していた。                  
 同当局者は「FBIはすべての可能性を排除していない」と述べた。                            
 同機は乗客乗員四十五人を乗せ、ニューアークからサンフランシ
スコに向かう途中、突然首都の方向に進路を変えた後、墜落した。
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
(了)  010914 0120              
[2001-09-14-01:21]
************************************
どうも軍部は否定したがっているのだが、FBIは特にそうでもないみたい。
そういえば今回の事件では事前にテロ計画を察知しておきながら、
まんまとしてやられたわけで、CIAやFBIのメンツは丸つぶれで、実際に非難されている。
そこで軍部に対して93便を撃墜したという汚点(とは思えないが)をちらつかせている。
という構図も伺える。
 

ちなみに、このピッツバーグの地方TVの取材で、
目撃者が「バラバラと落ちてきた」と墜落の時の様子を表現している。
また爆発音を2回聞いたとも証言している。
#上の2つは僕のヒアリングでは確認できなかった。
また旅客機の墜落の時に他の飛行機(軍用機?)を見たとも証言がある。
また破片が2マイルに渡って所々に散乱している、というリポートもあった。

http://www.wtaetv.com/pit/news/stories/news-95791220010912-130955.html

ちなみにこのTV局のサイトでは両方の報告をきちんと一緒に報道している。
日本はバラバラに報道しているので、どうしても偏向しがちだ。

僕は93便は「撃墜された」と、断定し、上のリンクの地方TV局もそれに近いニュアンスを出している。
マーサ下院議員は機内でハイジャック犯人と乗客で乱闘があり、その為に墜落したのではないか、としている。
また軍部は否定しているし、FBIは消極的では有るが肯定している。
さて、真実はどこに有るのだろう?
ただ、撃墜が事実であっても、それは公表される事はないと思う。
#それに撃墜が事実であっても、俺は非難するつもりはない。
 

撃墜されて、速くも3日目になろうとしている。
僕は東海村の原子力事故の時も活動を3日間と決めて、情報を集めて回った。
それは、最初の報道には誤報もあるのだか、隠す事に失敗した情報も多くあるからだ。
それとちゃんと頭の中でスクラップしておいて、確認し継ぎ合わせるだけで、
どんでもない話が出てくる事もある。

インターネットの時代になって、情報を受ける側はさらに受動的になってしまっている様に思う。
「今、何が起ころうとしているか」を考えない限り、非常に相手(誰の事をさしているのだ?>俺)
の都合の良いほうに流されていく危険性がある。
注意しないといけない。
 

僕が必死になって記事を拾い、確認作業を続ける理由はここに書いてある。
自分が愛する者は自分で守らないといけないのだ。

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2001/09/13

「もうこの件についてはこっちでは書かないの?」というメールが来たので最後っ屁(苦笑)
今となっては犯行の主犯はラディンであろうが無かろうが、運命の車輪は回り始めてる。
誰にも止められないのだ。
いろんな陰謀論が渦巻いているが、それらははっきりとした証拠を出さない限りは結局は空論なのだ。
言っておくが「証拠」だ。「検証」なんかではない。

インターネットに入っていれば、わかると思うが、
「南京大虐殺はあったか無かったか」とか
「ホロコーストはあったか無かったか」という話があっちこっちで噴出している。

無論、肯定派と否定派はいままでの文書や資料を検証して、自分達の論拠としている。
ではどちらも何年も論争がなされているが、その決着はついているか?

肯定派も否定派も相手の論説に致命的な一撃を与える事無くいまだに論争が続いているのではないか?

相手に動かぬ一撃を与えるには決定的な証拠が必要だ。
しかし50年以上も前の事件を決定付ける証拠は実在するのか?
ケネディ大統領の暗殺事件の真相もいまだに解明されていないのに。(嘲笑)
御巣鷹山のJAL123便も俺の中では実は決着がついていないのに(怒号)
「証拠の提出」、という意味では既に決着をつける事ができないのだ。

今回のテロ事件でもそうだ。
動かぬ証拠を出さぬ間に、ラディンは首謀者とされ、全世界がそれを中心に回っている。
何人かは非常に冷静なコメントを出しているが、それでも「雰囲気」を止める事ができない。
「証拠」が無ければ、今の流れを止める事はできない。
いや、既に「証拠」が存在しても止める事ができないのだ。
 

止める方法は有るのか?
多分ある。
でも誰もそれに気がつかないだけだ。

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2001/10/01