いや、久々の更新です。
家内が妊娠してから、今に至るまで、あまりひどい風邪を引かなかったんですが、
とうとう伏せる程の風邪を引いてしまいました。

会社で「顔が赤いぞ」って言われるまでは
「ちょっとしんどい」という程度だったんですが、
次の日の朝にはかなり体がだるい。
止めときゃ良いのに、熱を計ったら熱がある。
んで、会社に行けば「顔色が悪いですよ」っていわれるし。(笑)
お願いですからヘコンじゃうから言わないでくださいよ。(懇願)

これは帰れるだろうか・・・
会社を出た時は本当に思いましたよ。
まぁ、帰りましたけれど。
でもそのままの格好で布団に潜り込みましたけれど。

ラッキーな事に翌日は兄貴の家に遊びに行く予定
だったので、家内と息子は予定通り遊びに行かせました。
家内と息子に風邪うつしちゃたまりませんから。
え、同僚にうつしてもいいのか?
いや、それもペケでしょう。
でも、家族と同僚、どっちが大事か?
その答えは大方の父親は一緒だと思うんですが、
どないでっしゃろ?

朝のうちはウンウン唸っていたんですが、
しばらくすると、大量の汗をかきまして、
一気に体が楽になりました。
風邪ってのは「汗をかくと直る」ってよく言われるんですが、
これを実感しました。
その日中には熱の方は普通になったんですが、頭痛は治まらない。
てんで、翌日もしばらくはボーッとする事にしました。

でも、いつまでもボーッとしている訳には行きません。
家での仕事を果たさないと、わたしゃ家内にドツかれます。
私の家でのお仕事は「灯油の買い出し」でございます。
おかしい、二人の時はほとんど灯油使えへんかったのになぁ。
今年は光熱費がガンガン使っているなぁ。

という事で、愛車に灯油缶を積み込んで、
さて、ガソリンスタンドへGO。
 

はれ・・・・
 

うーん・・・

クラッチがうまく切れない(苦笑)
 

まぁ、うちの車っていうか、初代のレガシイのターボ車は、
マジでクラッチが重いんですよ。
んで、うちのレガシイはラリー専用車って事でさらに重いらしい。
この「重いらしい」ってのが曲者で、自分はレガシイに乗って以来、
他のMT車に乗った事が無いんですよ。
他の人がAT車にしか乗っていない、ってのも一因ですが。
好きモノの知り合いに言わせると
「市販車の中でこれより重いとなるとカウンタックしか思い付かない」
ホンマか?俺運転した事無いからわかんないけどさ。

実際にはラリー車の場合はツインプレート、トリプルプレート、メタルディスク、と
どんどん重い方向になっていくんで、レガシイを実際のレースに使う人は尊敬します、ハイ。

それでも、インプレッサが出るまでは主流だったのは、やっぱり扱いやすかったんでしょうね。

で、クラッチを切れない訳なんですが、それでも力ずくで運転はできる。
が、半クラはミスるは、シフトチェンジはしくじるはで、
ヒーヒー言いながらガソリンスタンドまで行ってきました。

運転に体力を要する車なんで、家族の者は誰一人としてレガシイを運転したがりません。
兄貴がオデッセイを購入するまではよく使っていましたが、今では乗る気配すら見せません(笑)
親父は乗ってはいたんですが、俺が「2速発進は頼むから止めてくれ」と言い続けていたせいか
とうとう乗らなくなりました(爆笑)

じゃあ所有者本人はどうかというと、あまり後悔していない。
むしろ「ああ、RS−RAを所有して楽しいことばかり(はーと)」てなもんです。
慣らし運転をした時、あまりのサスの硬さに運転している自分が車酔いをしたり(笑)
どしゃ降りの雨のなか高速で時速180Km巡航をやらかしたり(汗)
5人載せてドリフトしたり(これはありがた迷惑だよな)
でもそんな無茶をするのも最初の2年程度でした。
その後は(まぁ車自体が騒々しいので差し引く必要がありますが)運転がおとなしくなりました。

前述の「クラッチが切れない」なんてシチュエーションは1回や2回ではないんですよ。
この車は一般の人が考えるような快適さはまるで用意されていなくて
「クラッチ重い、ハンドル重い」ブレーキさえもやや重い。
軽いのはシフトレバーとアクセルだけ(笑)
だから体調の悪い時には運転できないんです。
体力が少し落ちているから、クラッチの切り方も乱雑になるし、
力任せにしかハンドルを回せないからすぐに疲れてしまう。

でも、これは正しい事だと思うんですよ。
車というものは「体調が悪い時には運転してはいけない物」だと思うんです。
考えてみれば、一人間が操作する車って
今ならば重量が1.5トンで低い方でも馬力は100馬力下らないでしょう?
軽四輪でも500Kg、馬力も30馬力だから
本当ならば「運転する側に絶対に間違いがあってはならない物」を預かるんでしょ?
だから体調が優れない時は運転するべきではないし、運転してはいけないと思うんです。

RS−RAは楽しい車です。
高速を走っていても楽しいし、山道を走っていても楽しい。
町中を時速30キロ程度で走っていても楽しい。
「良いスポーツカーはどんなスピードで走っていても楽しい」
割と著名なモータージャーナリストの言葉ですが、言い得て妙です。

RS−RAは恐ろしい車でもあります。
運転する側の限界をやすやすと超えていきます。
「まわる!(スピンする)」と思った時も、カウンターで修正「させられる」。
どしゃ降りの中で180キロで巡航している時に思いました。
「もしここで何かが起きても、俺は何もできずに死ぬだけだな」
自分の能力の限界を知ってからはほとんど飛ばさなくなりました。

それでも飛ばす時があります。
「父親ならば・・・」と書けばどんな時かわかりますよね。?
そういう時はブースト圧をあげて、少しだけ気合を入れるんです。
「タービン焼き付いたらごめんな」とね。

運転する時に自分の体調がわかる車ですから、
考え様によったら非常に安全な車でもあるわけです。
そんな車ですから、そう簡単に手放せませんよね。

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主流がMT車からAT車になってから、運転そのものは楽になりました。
だから、楽になった分安全確認に意識が行けば、
絶対に交通事故は少なくなると思うんですが、実際にはそうはなっていません。
個人的には交通事故を助長する方向に働いているのはAT車「かも」しれない。
そう思うんです。

AT車はMT車の操作上の負担を軽減させるものですが、「AT限定免許」を
見ていると「AT車を運転するだけならMTの操作はできなくても良い」と
思っている人は多い様に思います。

でも、MT車のギアの操作はともかく、ルールは一つです。
「状況に応じた適切なギアを選ぶ」です。
実際に、このルールは当てはまりますよね?

でもATの場合はDに入れておけばなんでもOKではなくて、
状況に応じて、O/Dを切ったり、2レンジやLレンジに
入れる必要があります。つまり「ルールが複数ある」んです。
そう考えると、実はAT車の方がギアの選択が難しいとも言えます。
でも「AT車なんだからギアなんて覚える必要は無い」と思っている人が
多いはずです。

そういう意識レベルなんですから、AT車の方が事故率は高いかもしれません。
無論MT車は飛ばす人も多い(苦笑)ので差し引かれますが・・・

それに適性の問題もあります。
家内、正直言って運転免許がなぜ取れたか不思議です(爆笑)
たしかにAT限定ではありますが・・・。
家内は僕と違ってきっちりした性格なので、
運転そのものは僕よりもうまくなる可能性があります。
しかし、少なくとも亭主の僕からして「パニックに陥りやすい
傾向が見られます。

たとえば人が目の前に飛び出してきた時、
「ブレーキ踏む」「ハンドル切る」「サイドブレーキ引く(そんな奴はレアか)」
のどれかの判断を迫られます。
普通の人なら最低限「ブレーキを踏む」でしょう。
知人で、これはレースをしていた奴なんですが、飛び出された時に、
ハンドルを切って畑にダイブ(笑)
車は全損、畑の作物の弁償もさせられていました(汗)
でもそいつは「作物轢いても笑って済むから」と言っていました。
でも、今の家内ならば「何も出来ずにそのまま突っ込む」でしょう。
んで、年に数件は「ブレーキとアクセルを踏み違えて・・・」って事件があるんですが、
個人的に言わせてもらえれば「AT車のアクセルとブレーキを踏み間違えるような奴は
運転の資格はないのでは?」と思う事があります。
(AT車のブレーキの大きさを考えたら、あれを間違えるのがそもそもおかしいのでは?)

AT車は、本来運転する適性の無い者を運転席に座らせている。
そんな気がします。

それと、どうも運転中に注意がそっちに流れる可能性があるものが多い様に思います。
携帯電話なんかは代表格ですよね。
俺の場合は、掛かってきても止まるまでは出ません。
つうか、出てしまったらシフトチェンジ出来ないか、ウィンカー出せないか
二者択一なんですが(苦笑)
カーナビもカーTVもHUD(HeadUpDisplay)にならなければ私には扱えません。
っていうか
自分がどれだけ注意力散漫かバラしているようなものなんですが(笑)
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2002/01/28