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2005年04月03日

ヨーロッパでの運転3(高速料金)

高速料金は?

高速が有料になるのはフランス、スイスで、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアは無料です。フランスの高速は有料ですが、料金は日本の1/3か1/4ぐらいです。それに都市周辺は無料ですから、パリ周辺で高速道路が混んでも日本の首都高とちがい料金をとらないだけマシです。

その代わり、大都市では料金所があり、いったんそこでお金を払う必要があります。パリからマルセイユへ行こうとしても、途中のリヨンに料金所があり精算しないといけません。また、ルーアンからパリに入ってくるときに、ペリフェリック(環状道路)を経由しないで凱旋門へ直接地下で入る高速が最近できましたが、この高速はお金がかかったとみえて日本なみの料金でした。距離は短いので多くの車はこの高速を使わずにペリフェリック経由でパリに入るようです。

スイスの高速料金は、1年間通用の高速通行シールを購入してフロントガラスに貼ります。国境の入国管理のところでシール売りの人がシールを手にもって料金を請求してくる仕組みになっています。

フランスの高速道路の料金所には、じつに多くのゲートがありますが、閉まっているところもけっこうありますので、青いランプのついているゲートへ行く必要があります。もうひとつ注意は、現金、クレディットカード、プリペイドカード、それに最近ではETCも加わって4種類のゲートがあります。場所によっては、さらに現金のゲートは有人と無人に分かれていることもあります。有人はふつうのゲートですが、無人はコイン専用がふつうです。

料金所のある高速では出入り口が完全に分離されますので、出口を間違うと出てしまってからまた入るのに苦労することがあります。そのため、フランスでは出入り口をよく確かめてから高速を利用したほうがいいでしょう。ドイツの場合は、(アメリカと同じで)料金所がないため、基本的には出入り口が同じところにあります。 Uターンが必要になった場合、いったん出てから左折します。そして陸橋を渡ってから、反対車線の入り口へ入ればいいわけです。ただし、田舎では出口があっても近くに入り口のないこともあります。「Uターンできる出口かどうか」を見分けるには「陸橋があるかどうか」が目安になります。

ドイツのように料金所のない高速では出口用の側帯レーンは入り口の側帯レーンと兼用していますから、出口では、側帯レーンからもう一度確実に出口へ出るまでは注意しましょう。でないと、またもとの走行レーンに入ってしまいますから。

トンネルには有料のところがけっこうあります。また料金にはいろいろ種類がありますので、大きなトンネルの場合、入り口付近の駐車場にいったん車を停めて確かめたほうがいいでしょう。フランスからイタリアへ抜けるモンブラン・トンネルでも日帰りの場合は大幅に安くなります。

ふつう高速には信号はないので不思議に思われるかも知れませんが、オランダの高速道路で信号が設置されているところがあります。アムステルダムから北のフローニンヘンへ行く道路では、運河を横切る道路が「かちどき橋」のため、「赤信号」で車をストップさせ橋があがり船を通過させる仕掛けになっています。オランダでも、このあたりは比較的ゆっくり走っていますので、信号があるための追突はないようです。

投稿者 tadashi : 2005年04月03日 19:21

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