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2005年08月31日

記憶から消えない文章

「声に出して読む文章」とかが流行っているらしい、がそれには全然興味がない。
「早口言葉」はトレーニングとしていい、と思っているが。

ところが、どうしても頭から消えない文章が2つある。 「座右の銘」を書いて下さい、といわれたときにも、一瞬この文章にしようか、とも思った。 やめたのは正確な文章を覚えていないから。 というのは、2つとも日本語でないし、遠い昔のことである。 もとの文まで覚えていない。
1つは英語。 たぶん、中学時代(教科書?)で意味はつぎのとおり。

「いつも真面目であるのはよくない。 
 しかし、いつも不真面目であるのは、もっとよくない」

要するに非常に気に入っている文章で、自分の生き方に合っていると思う。
もう1つは原文がドイツ語(だから大学での授業の教科書)。

「追い立てられて屋根の上に上がった鶏は降りることができない」

これは物理的には「非可逆性」の例ということになる。
しかし、文学的な本だったから、「下手に煽ったら、結果は取り返しのつかないことになる」ぐらいの意味だったように思う。

いずれも当てられたから覚えているのではなく、気に入っているから覚えている、のだろう。

「記憶」というのは不思議なものだと思う。

投稿者 tadashi : 2005年08月31日 08:47

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