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2005年09月02日

成果主義

会社の人事評価で「成果主義」が言われてから、早や数年経つ。 ここにきて、「成果主義」の問題点が新聞記事になったりしている。 要するに、「成果に見合った給与」を払いましょう、というのが会社の立場。 ところが、その判定が難しいし、副作用もある。 新聞記事は、その副作用に焦点を当てて書く、ことになる。

じつは、約10年まえから日本能率協会中四国の評議員をしている。 (そろそろお役ご免を申し出ているが)この評議員会では、ここのところ、毎回この「成果主義」が話題になる。 多くは会社の人事担当部長あたりになるから、その問題点を披露される。 結論はいつも「成果主義は難しい」である。

最近のインターフェース誌のコラムで、どこでも2割の人間はキーになって貢献しているが、残りの8割の人間は適当にやっている、と書かれていた。 うーーん、「2割」というのはいい線かな、と思う。 その2割の人達に、「成果に見合った給与」が払われているか、どうか? 

いつか、この評議員会で「大学ではどうですか?」と振られたことがある。 「大学では採用と昇格時に厳しくやっていますから」とお茶を濁した。 じつは、最後の昇格後の評価はやっていない。 つまり、教授の評価は甘い。 だから、「教授も任期制」というのは一理あるし、形式的にはそうなりつつもある。

しかし、実際に「教授がお互いに同僚を評価する」のは無理。 外部評価しかないだろうが、これがまたクセもの。 学会などで関係のある外部は遠慮勝ちになる。 

裁判員制度みたいに無関係な人にやってもらうのはどうか?

投稿者 tadashi : 2005年09月02日 07:53

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