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2005年09月15日
RTOSの必要性
ARMプロセッサをターゲットマシンとしたクロス開発をデモる予定。 ターゲットマシン、その実体はGBA。 これはすごく安価なPDAである! DSが発売されてから正価自体も9800円に下がったが、7月偶然ヤマダで7千円で購入。 PC上のGCCで開発したプログラムの転送には専用ケーブルを使う。 このへんのノウハウはNさん(愛媛大)がUnixUserに書かれたものを借用。
問題は、このやりかたではターゲットのGBAにOSがないため、ARMのプログラムが起動し終了(あるいは無限ループ)のあと、手動でしか次のプログラムの起動ができない。 単なるプログラムの転送だけでは実用にはならない。 ターゲットにもOSが必要。
まぁ、昔はRTモニターを使ったが、今はRTOSの時代。 そこでRTLinuxとかTronが登場するわけだが、このへんの必要性を理解していただけるか、どうか。
明日、いやもう今日の講義ためのデモのチェックをしていて思ったこと。
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GBAとは「ゲームボーイアドバンス」のことです。 最近買ったのは、正確には、SPがつくが、SPのつかないオリジナルのGBAでも同じ専用ケーブルが使用可能。
私の所有するゲームカセットは、昔のGB時代の「テトリス」だけ。 なお、このテトリスでは10万点出すとロケットが発射される!
昔のGBのプロセッサはZ80のため、アドバンスではこのテトリスのようなGB時代のゲームを動かすために、ARMのほかにZ80も載せている。
GBAは、大げさにいえば、デュアルプロセッサ・マシン。
投稿者 tadashi : 2005年09月15日 00:28