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2005年12月22日

CDとライブの違い

CDはスタジオレコーデイング、 やり直しが効くから概してよく出来ている。 一方、ライブはその日の調子もあるから、ひどいこともある。 しかし、送り手と受けての一体感がある。 つまり、心が通い合う。 「教育」もこうでないといけない。

勤務する大学では、教養関係は10単位までは放送大学の単位でもいいことになった。 我が家のケーブルTVでは放送大学が見れるから、どういう授業スタイルかは知っている。 講義はそれなりに金がかかっているし、よく出来ている。

気になるのは出欠。 ライブのほうは出欠がうるさいが、放送あるいはビデオの方は自由。 「2/3以上の出席は必要」なんて制約もない。 じつは、昔は出欠なしで講義をしていた。 たまにではあるが、出てこないのに試験はちゃんと出来る学生がいた。 しかし、「それはまずい」ということになり、逆に厳格にやるようになった。

前大学同様、今の大学も出欠には厳格。 「教育は愛なり」という建学精神とも合致する。 しかし、放送とかビデオだと、そこはウヤムヤになる。 心が通い合うとはいえず、「教育は愛なり」とはズレが生じるだろう。

誰かここを突くかと思いきや、会議ではそういう反応はなかった。


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最初は大丈夫、全回の放送かビデオを見るだろう。 しかし、試験問題はそんなに変わらない。 2回目以降はズルをする奴が出てくる、先輩に問題を聞くから。

放送大学は独学する人のためのものであるから、補完の域を出ない利用法でないとまずい。

10単位までなら「愛」がなくてもいいかな。


投稿者 tadashi : 2005年12月22日 01:36

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