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2006年01月02日
今年は短い?
去年の正月はギター侍が流行っていた。 「XX切り」というやつ。
起:XXさん
承:あんた・・・ていうじゃない
転:でも、それは・・・ですから
結:残念!
「起承転結」があり古典的だから、「笑い」をとるまで少し時間がかかった。
今年のスタイルには、もっと短いのが多い。
A -> B
Aで言った前提(前件部)を後半B(後件部)でひっくり返してしまう。 「導出原理」も出番がない。
ひとりごとを言うのに、カミました
ヒロシです、、、、(ここは A -> B とは無関係)
速く言うと、ギャグ百連発になる可能性があり、聴いているほうもついていけない。 だから、ゆっくり目に言っている。
「あるある探検隊」もこのパターンだが、リズムのある同期式になってくる。 ラップ的でもっと動きのいいのは、後発の「武勇伝」。
同期式の場合は「動き」が必要でまさにTV的、ラジオでは駄目。
昔、「オール阪神・巨人はヤスキヨより面白い」と思った。
ラジオの時代から生きているから、かも知れない。
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「同期式」かどうかは、複数かピンか、という違いにある。 ピンだと自分の気分で、伸ばしたり短くしたりできる。 まぁ、聞き手に合わせられるという良さはあるけど、間延びしてしまうこともある。
昔、学生時代、カルテットでスイング・ジャズをやってたことがある。 ドラム、ギター、ベース(が私)にクラリネットかテナーサックス(吹くのは1人だったので)。 ベニーグッドマンや鈴木章治を目指してた。 このとき、女子学生がピアノで加わりたいと希望してきたので、一時クインテットにした。
しかし、彼女はクラシックあがり、でジャズにはとうとうなじめなかった。 要するに「同期式」には向かなかったのである。 バンドの場合、音は落としてもごまかしが効き、その代わりにリズムをくずすのは絶対に許せない。 このへん、クラシックをピンでやっている人は、音の正確さを第一にしてリズムを甘くしがちである。
「同期式」になじむかどうか、は分野によらない。
社会生活いっぱんに当てはまる話である。
投稿者 tadashi : 2006年01月02日 01:14