2006年04月02日
ゲーム感覚
真偽はともかく、「Xという問題にはYが答である」という対応を覚えるのは得意な学生さんも多い。 しかし、世の中には「Xの答はYかZかよくわからない」という類の話が溢れている。
いろんな角度からよく考えよう、といってもすぐ投げ出してしまう。 とにかく、YならY,ZならZに決めて欲しい。 それを覚える、というタイプの学生さんもいるのは事実。
まぁ、「クイズの答を覚える」というゲーム感覚でやっているのだろう。 このような感覚で教育された学生さんは「基礎から考える」のが苦手。
前の大学でも、輪講のとき、「この論文には・・・・と書いています」という形式の発表をする院生もいた。 書いてある内容に対し、自分がどう思ったか、が大事なのに避けてしまう。 よくわからないから誤魔化してしまう。
真偽を考えるだけで一晩費やすかも知れない。 暗闇の夜が白んでくる明け方に「なにかが分かった」というときの喜びを知らない。
投稿者 tadashi : 2006年04月02日 07:39