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2006年05月26日

アメリカ並みです

広電の車掌さん達のネコババ事件が報道された。 いろんなことがアメリカ並みになってきたから、驚くことではないかも。 若い女性店員どおしがおしゃべりに夢中で、こちらは「すみません、これ1つ頂戴」というタイミングに気遣うことも珍しくない。

20年くらい前までは「アメリカでは・・・だけど、日本はそんなことはない」と否定していたことが、最近では否定できなくなってきた。

サンフランシスコでは、バスの運転手はもちろん市電の車掌も現金を扱わない。 1ドル紙幣をスルスルと吸い込んでくれる機械に入れるだけ。 均一料金で両替もしない。 別の言い方をすれば、雇用者は被雇用者を信用しない。 「性悪説」が前提の社会だから、皆当然だと思っている。 

若干不便なのは、お客はいつも1ドル紙幣を用意しておく必要があること。 SFO空港で路線バスに乗ろうとした学生数人が、運転手に高額紙幣の両替を断られてバスに乗れなかったらしく、腹を立てていた。 でかいバスの後部にケリをいれてうっぷんを晴らしていたが。


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日本でもワンマンバスでは現金を(原則)扱わない。 均一料金ではない路線では、両替機でコインに直して入れるから、ネコババされる可能性はない。 つまり、路面電車の車掌だけネコババが可能ということみたい。

アメリカで7,8人相乗りの空港シャトルを利用したとき、まっすぐダウンタウンに行くと思いきや、途中の事務所で人数点検されたことがある。 経営者がシャトルの運転手を信用していない、のは明らか。 これに類したことはアメリカでは数多い。

サンフランシスコでも、ケーブルカーだけは例外で、現金を扱っている。

投稿者 tadashi : 2006年05月26日 12:06

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