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2006年06月10日
ハード屋ですので
20年ぶりにシンセ(シンセサイザ)を扱い始めた。 当時のPCの主流はNEC-PC(8ビット)で、チャチなもの。 当然「音源」は別で、しかも、メロディとリズム(ドラム)も別。 それでも(PCを除いて)40万くらいかかった。 当時流行っていた松田聖子なんかのバックミュージックがデモ曲だったが、それはそれなりの音が出ていた。 1980年代半ばで、MIDIはまだ普及していなかった時代。
その後、PCはもの凄く進化し、「音源」そのものも作成できるようになり、「ソフトシンセ」でもまぁまぁの音が出るようになった。 前任の大学で「ハードが必要?」と聞いたら、「ソフトでいいです」という答えだった。 グループ(BPだったかな?)の諸君が「ソフト指向」だったから、だろうと思う。 それが証拠に皆ソフト業界へ行って(逝って?)しまった。 生き続けてくれることを祈る。
意外にもBPの諸君は真面目な音楽(?)を扱っていた。 ロッカーまでもがクラシックを扱っていた。 今回ソフトシンセも少し考えたが、やっぱり根はハード屋。 とくにミキシングを考えると、ハード音源(シンセ以外もいろいろ)を分けるのが順当。
それに比べ、「打ち込み」はつい小林武ばりの低音を効かせたアレンジを考えてしまう。 ミスチルだけでなく、晩年の陽水の曲も彼がアレンジすると、低音のメロディとリズムはまさに「打ち込み」そのもの。 YMOに始まるテクノポップスとは一線を画している。
「感性による楽曲作成システムの研究」は、リアルタイム・リミックスのシステムのことで、リアルタイム・システムのためハードが必要。 感性の入力方式はいろいろ考えていますが、、、、
投稿者 tadashi : 2006年06月10日 01:40