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2006年08月27日

高木東六さん

「102歳で逝去」という記事を昨日の新聞で読んだ。 不謹慎だけれど、すでに亡くなられているものと思っていた。 ずっと世代の上の人だから。

音楽をやっていた学生時代。 通常の演歌の枠を破ったメロディとしては、高木東六(とうろく)の「水色のワルツ」、そして中村八大の「黒い花びら」が挙げられる。 高木東六さんのほうがシンプルで、参考にしやすかった。 演歌がほとんどマイナー調だった時代に、メジャーで、しかも3拍子というのも珍しかった。

NHKの「あなたのメロディ」の審査員をされていた。 学生時代、この番組で自作の曲を採用してもらったとき、「いいメロディですね」とお世辞を言ってくれた。 しかし、(名前は忘れたが)女性作詞家の審査員には「心のこもってない平凡な詞」といわれ、いい評価は貰えなかった。 ゲスト審査員に映画監督の篠田正浩さんが来ていて、やはり詞の平凡さを、婉曲的に指摘された。 それは自分も「よくわかっていた」ので、その後は素直に書くようになったが。

「素人からプロになる」には、どの分野でも「壁がある」のは事実。 壁を超えるための努力が「苦にならない分野」を選択するのがいい・・・と思ったら、いつの間にか何十年か経ってしまった。


投稿者 tadashi : 2006年08月27日 09:05

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