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2006年09月22日

敵の情況を報知せよ

「情報」の語源は、明治時代に使用したフランス陸軍の演習書にある「敵の情況を報知せよ」から、というのが定説。
つまり、スパイ活動から来ている。

研究でいえば、「敵の情況を察知せよ」ということになるが、「察知する」には一流論文を読まないといけない。 英語が読めないと、二流論文しか読めないから、十分察知していないことになる。

まぁ、二流論文でも読めばいいのだが、それでも読めない学生が多い。 というか、読む気になれないのがふつう。

新聞を読むように気楽に読めればいいのだけれど、「新聞なんか読まない」らしいから、さてどうしようか?



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明治政府の軍隊近代化では、陸軍はフランス風、海軍はイギリス風を採用した。 
幕末は、幕府にフランス、薩長にイギリスの押しがあったのは戊辰戦争でも明らか。

薩長が勝ってできた新政府は、陸軍、海軍ともイギリス風でよかったように思うが、東アジアでのイギリスの勢力拡大は脅威であった。 とくに、アヘン戦争で清を攻略したイギリスを警戒したのは正解だった。

しかし、これが陸軍と海軍対立の根源となり、太平洋戦争でもしばしば対立した。

投稿者 tadashi : 2006年09月22日 06:52

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