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2006年10月24日
アナログ vs デジタル
アナログの学生実験は「再現性」に欠ける。 正確にいうと、配線をそのたびやり変えるから、「まったく同じ」になることはない、という意味である。 コネクタの接触の問題もあるが、これはハザードである。 大きさの調整がアナログだし、読み取りにオッシロの波形を使うとなるとまさにアナログである。
再現性に欠けるのがいい、とも言える。 つまり、得られるデータはその都度違う。 うまく行った、とか行かないとか、毎週少しづつ違う。 昨日はトラブッた例になるが、一生懸命なのはTAの人で、肝心の学生さんは見守るだけ。 経験がないから、上手くやれ、といってもすぐは無理で、「実験とはけっこう大変である」という理解(?)をしてもらうだけになる。
これに対し、来年から始まるデジタルの実験、つまり、コンピュータを使う実験は、組込みシステムであるが、所詮はソフトの話である。 うまく行かない、というケースは「キーボードからの入力ミス」である。
画面を見ながら、ミスを探してあげることになるが、アナログの場合と同様、肝心の学生さんの「理解」につながるかどうか?
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コメントが1つあります。
投稿者 tadashi : 2006年10月24日 02:21
コメント
精度と確度の違いとか、バランス感覚を教えるのに、情報でもアナログの実験がぜひ欲しいところです。
投稿者 さかい : 2006年10月24日 09:33