« 珍しい | メイン | 塾の先生もします »

2006年12月26日

ものづくり

機械のような分野では「ものづくり」というのは説明しやすいが、ソフトの世界になるとなかなか難しい。 プログラムを真似する第1歩は「人のプログラムを見る」ことから始まるが、それ使って自分なりのプログラムをつくらないといけない。 理解しないといけないのだけれど、デッドコピーの段階から進まない学生さんの場合は、それが出来ない。 

機械のように、見たらすぐわかるほど単純ではない。 「ポインタ」でつまづく学生さんは、しばらく待ってあげないといけないが、自分で克服してもらう以外にない。 ソフトの分野での「ものづくり」は、構造的に複雑(ホント!)なのである。

同じようなことが言えるのは「音楽」。 聴くのは好きだけど、その段階から進まない。 音楽も構造だから、音を分離して聴き、それぞれを記憶として書く。 そして、自分なりに組み立てれば「作曲」もできるようになる。 が、そうは行かないようである。

昔バンドの合宿では、新入生には1曲朝から晩まで聴かせて、写譜をするトレーニングをやった。 今なら写譜なしで、いきなりエレキを弾くのでもいい。 これに似たようなやりかたで「プログラム・トレーニング」をやっている。

とにかく「水面より上に上がる」という努力をしないといけない。

投稿者 tadashi : 2006年12月26日 02:25

コメント

コメントしてください




保存しますか?