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2007年03月15日

猿でもできる研究

近頃では、犬、猫、猿などを使って、「やさしく書いてますよ」ということをアッピールしている本を見かけることも多い。 以前、「猿でもわかるXXXプログラミング」かなんかを本屋で手にとって、眺めたこともある。 その本の場合、けっこうまともなことを書いていたので、「高級な動物がわかる本という意味かな?」とパラドックス的に考えてしまった。

しかし、高価な機材をただ購入するだけで「研究」というのでは、「猿でもできる研究」みたいなもの。 これが承認されるのなら、○億という研究費を競争的に獲得する意欲などは起こらない。 外へ出て厳しい競走をしないで、いい研究ができるわけがない。 「私学における研究費」のきわめて甘い一面を見るハメになった。 この指摘に関しては、M先生のいうことは正論である、と思った。

来週また会議があるらしいが、なにか別の仕事とかぶって、欠席できることを願っている。

猿をトレーニングして、装置がいじれるようになれば、マスコミに受けることはマチガイないが、、、

投稿者 tadashi : 2007年03月15日 01:57

コメント

未だに、うちの大学教員の経済感覚にはついていけてません。慣れると人間ダメになるような気がしてます。学生用机は特注で1台40万円です、このデモシステムは10億円です、という話はたくさんあります。
もちろん、私ら後から来た人には関係の無い話ですが。

最初は直感的に、研究ごっこ、教育ごっこ、をしてるのかと思ったけど、1期生や2期生の優秀な学生が年次進行で居なくなったら本当にそうだったみたい...
お金をかけることが研究や教育って、うちの大学のこと? と思いました。

ちなみに、今年度からは私学助成のような、みかけだけの競争的な予算をもらうことはやめています。科研だけです。

投稿者 さかい : 2007年03月15日 08:50

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