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2007年03月25日
オリジナルな表現
「夢が裏切る(裏切らない)」と自動詞で使うことが多いが、他動詞としても、「夢が私(あなた)を裏切る」
のような表現も、歌謡曲では昔から使われてきた。 しかし、「夢が時間を裏切らない」となると「時間も夢を裏切らない」と主語と目的語の逆転もあり得る。 槙原くんが思いついたのは非常にいいことである。
ところが、類似表現が過去にあったとすると、それは尊重しないといけない。 相手が大物(松本零士)なら、なおさらのこと。 研究ではいつも起こること。 オリジナルだと思っても、「誰でも思いつく」と謙虚になって過去を調べないといけない。 槙原くんはこれをサボった。 これ以上でも以下でもない。 人間感情を出すかどうか、のモメごとについては論外とする。
「昨日のことをふまえ」とか「昨日のことは昨日」となると、「明日のことは見てて欲しい」とか「明日は頑張ってみよう」とか続けるのが、一般的。 ところが、陽水さんは「明日のことは忘れた」とトボけた表現になる。 これはオリジナルだし、感心せざるを得ない。
ダブルドライブの中で気にいった曲の1つ、「海の中道」を聴いて思ったこと。
投稿者 tadashi : 2007年03月25日 01:17