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2007年06月06日
アルゴリズム+データ構造+?
N.Wirthさんの名著: 「Algorithm + Data Strucure = Program」をもじった表現は時々見られる。 「アルゴリズム+データ構造+インターフェース」なんていうのも見たことがある。 プログラムの講義をしているわけではないが、プログラムを教える機会が増えてきて、学生さんには「アルゴリズム+データ構造=プログラム」の等式がなかなか成立しないことに気がついた。 左辺に何か足りないのである。
なかなかプログラムができないのはEfforts(努力)が足りないのである。 「Algorithm + Data Strucure + Efforts = Program」が正確な言い方のように見える。 しかし、これまでプログラムの好きな学生さんも沢山見てきた。 そういう学生さんはもう社会人になってるが、「努力しなさい」なんて云ったことはない。 プログラム作成は Unconscious Efforts (無意識の努力)でできるのである。
イチローとまで行かなくても、オタクを見ればわかる。 本人は一生懸命じゃなく自然にやっている。 「+努力」と書く必要はない。 N.Wirthさん自身、「そんなことを書く必要はない」と云うだろう。
「好き」も才能のひとつ、なんてことを云う人もいるが、ちょっとしたきっかけで「プログラムが好き」になってくれる学生さんが増えればうれしい。
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Serious Comment があります。
投稿者 tadashi : 2007年06月06日 02:45
コメント
先日、情報処理学会のARC研運営委員会のついでにSACSIS2007 に行ってきました。身の回り(情報処理学会四国支部役員会とか学内とか)と比べるとずいぶんと違うものですね...
それでSACSISですが、Cell Speed Challangeの入賞者はみなプログラムが好きなんだなぁと思いました。私のほうもエントリーはしたんですが、もうさっぱり手つかずな状態でした。研究室では、Structure and Interpretation of Computer Programsという本を使って輪講しているのですが、それでも無理でした。自分で好きになってやってもらわないといけないですね...
研究室以外では、学生実験だけはなく、オペレーティングシステムの講議もワークステーション室を使うことにしています。さらに、未踏やそういったプログラミングコンテストがあることも講義中に触れています。でも、状況はあんまり変わりません。
プログラミングの楽しさを教える人が少なすぎるのでしょうね。そして、プログラミングは専門学校生のすることだと、ろくにプログラムを書いたことの無い教員が公言し、それがまかりとおってることも問題なのかもしれません。
別の話ですが、事務職員でも企業から来た人がいます。社内の情報を一元管理していた部門の方と話をしたのですが、大学の情報管理は御粗末すぎるということです。もちろん、私もそう思う、けど、グループウェアの利用状況を見て(教員の半数しか使ってない)、と言って見てもらうといろんな意味でがっかりされてました。私は町役場よりひどいと思ってますが、社会保険庁より多少マシ(?)ですが、政治的理由でもうどうにもならないようです。
投稿者 さかい : 2007年06月06日 09:45