2008年01月22日
暫定税率
ガソリン税の「暫定税率」が大きくクローズアップしてきた。 元売側はけっこう昔からラジオで、「撤廃しょう」というメッセージをCMと一緒に流していた。 これは石油高騰をカモフラージュしたいだけ、であんまり意味はない。 ただ町村の言い分には問題がある。
ヨーロッパでは逆に税率を上げてるのに、「日本だけ下げると笑いものになる」というのは「詭弁」である。
何故かというと、ユーロ対円の関係が裏にある。 実際、現在のヨーロッパのガソリン価格は、日本円換算すると200円を超える。 これは1ユーロ160円という為替相場だからで、正当なレートである1ユーロ120円なら150円に過ぎない。 150円を超える現在の日本のガソリン価格は、ヨーロッパを超えてるのである。
前にも書いたように、ブッシュの尻馬に小泉が乗ったため、ドルと連動してる円は(イラク攻撃以来)対ユーロで暴落した。 アメリカの属国なのに、ヨーロッパと比較して云々、というのは論理の筋が違う。
投稿者 tadashi : 2008年01月22日 08:25