2008年12月07日
自転車操業
とはよく云ったもので、走り続けないと倒れてしまう。 多かれ少なかれ民間企業はこの体質を持っているし、私大もそうである。 学科の改変は全国の私大に見られ、我が大学もそうである。
今回の金融不安も、アメリカのサブプライム・ローンから起こったけれど、1つの自転車からアメリカのみならず、世界中の自転車にドミノ的に伝播して行ったと見ることができる。 もともと資本主義経済の体質には自転車操業があるが、停まりかけても倒れない体質があれば、安定な企業なのである。
しかしながら、今回「安定さ」に欠ける企業が沢山あることを露呈した。 しかも、それがアメリカのビッグ・スリーだから、その影響は大きい。 政府の支援で「完全に停止」は回避できても、営業の縮小は避けられない。 相変わらずの不況は続く。
不況はデフレを招くが、ある時期からインフレになるだろうから、本当に怖いのはその時だと思う。
投稿者 tadashi : 2008年12月07日 05:55